「スマホの着信音が鳴らない!」「着信がすぐ切れてしまう!」――そんなトラブルに突然見舞われたことはありませんか?大事な電話を逃してしまう前に、この記事ではスマホの呼び出し音に関する原因と対処法をわかりやすく解説します。iPhone・Android別の設定チェックから、意外と見落としがちな対策まで、トラブル解決に役立つ情報をまるごとお届けします!
スマホの呼び出し音が鳴らない主な原因はこれだ!
サイレントモードや音量設定の見落とし
スマホの呼び出し音が鳴らない原因として、まず疑うべきなのが「サイレントモード」や「着信音量がゼロになっている」状態です。これは、意外と多くの人が気づかずに設定してしまっているポイントです。
特にポケットやバッグの中でボタンが押されて音量が下がったり、誤ってマナーモードに切り替えてしまっていたりするケースがよくあります。また、iPhoneの場合は本体左側のサイレントスイッチがオンになっていないかを確認しましょう。Android端末でも、「音量ボタン長押し」や「クイック設定」からサイレントモードになってしまうことがあります。
着信音が鳴らないと感じたら、まず以下の項目をチェックしてください:
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着信音量が0になっていないか
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サイレントモードやマナーモードになっていないか
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メディア音量ではなく「着信音量」が対象か
特に「メディア音量」はYouTubeや音楽などの再生音で、着信とは別なので注意しましょう。設定画面の「音」や「サウンド」セクションから調整できます。
音が鳴らないトラブルは、意外とこの初歩的な設定が原因のことが多いので、まずここから確認するのがベストです。
通知の設定ミスやアプリの干渉
次に考えられるのが「通知設定のミス」や「他のアプリが干渉している」ケースです。最近のスマホは非常に多機能で、着信に関しても個別の設定が存在しています。
たとえば、通話アプリ(電話アプリ)に対して通知がオフになっていると、画面には何も表示されず、音も鳴らないことがあります。また、節電アプリやバッテリー最適化機能によって着信通知が制限される場合もあります。
Androidでは「通知の管理」から、iPhoneでは「通知センター」から各アプリの通知を確認できます。電話アプリが「通知許可」になっているかどうかを確認してください。
また、下記のようなアプリが干渉することもあります:
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節電・バッテリー管理アプリ
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セキュリティ系アプリ
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着信制御アプリ(迷惑電話ブロックなど)
こうしたアプリが自動で着信をミュートにしてしまうこともあるので、設定を一度見直してみましょう。
Bluetooth接続が原因になっているケース
Bluetoothイヤホンやスピーカーを使っている人は要注意です。Bluetooth接続中の場合、呼び出し音がスマホ本体ではなく、接続されたデバイス側から鳴っていることがあります。
たとえば、イヤホンがカバンに入れっぱなしでBluetooth接続されたままの状態だと、呼び出し音がイヤホンからだけ鳴っており、本人は気づかない…というケースも多いのです。
確認方法は以下の通り:
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Bluetoothがオンになっているか確認
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イヤホンやスピーカーが接続されたままかどうか
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設定 → Bluetooth → 接続中のデバイスを確認して一時的に切断
一度Bluetoothをオフにしてから着信テストをしてみると、問題の切り分けが簡単になります。
通信キャリアや電波の問題
電波が弱い場所にいると、そもそも着信自体が正常に届かず、呼び出し音も鳴りません。これは地下、ビルの中、山間部などでよく起こる問題です。
また、通信キャリアの一時的な障害や、契約が停止されている場合(料金未納など)も着信できなくなります。まずはスマホの画面上部に「アンテナ表示」がしっかり立っているか確認しましょう。
さらに、「機内モード」になっていないかも要チェックです。機内モードがオンのままだと、電波が遮断されてしまい、着信が届かなくなります。
本体の故障や水没の可能性も
ここまでの設定を確認しても呼び出し音が鳴らない場合、本体のスピーカーやセンサーが故障している可能性があります。水濡れや衝撃による内部故障で、音が鳴らなくなっているケースも少なくありません。
以下のポイントを確認しましょう:
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他のアプリの音(YouTubeや音楽)は鳴るか?
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バイブレーションは反応するか?
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スピーカー部分にホコリや水分がないか?
もし着信音だけが鳴らない場合、OSや通話アプリに問題があるか、着信設定が壊れていることも考えられます。一度バックアップを取ったうえで、リセットや修理を検討するのが安全です。
あなた:
呼び出し音が「すぐ切れる」症状の正体とは?
ワンコールで切れる場合の可能性
着信が「ワンコール」で切れるという現象は、意外と多くの人が経験しています。これは受け取る側のスマホに問題があるケースもありますが、発信者側がすぐに電話を切った、つまりコールバックを期待した「ワン切り」である可能性もあります。
特に営業電話や迷惑電話の場合、「1回だけ鳴らして切る」という手法を使って、相手に折り返し電話をさせようとするケースがあります。もし心当たりのない番号からのワンコールが多い場合は、絶対に折り返さずにネットなどで番号を検索して確認しましょう。
また、着信がすぐ切れてしまうのは、発信者の通信状況が悪い、もしくは誤って着信をキャンセルした場合も考えられます。家庭内で電波が弱い場所や、移動中のトンネルや地下鉄などでは通話が不安定になることもあります。
さらに、自分自身のスマホが不安定な状態にある場合、例えばバックグラウンドで動作しているアプリが大量にある、ストレージが一杯になっている、OSが古いなども原因になります。これらを解消することで、着信が安定するケースもあります。
着信拒否やブロック設定の確認方法
着信がすぐ切れてしまう理由の1つに「着信拒否」や「ブロック設定」があります。相手からの着信を自分が意図せずブロックしていることが原因で、呼び出し音が鳴らないどころか、そもそも通知すら表示されない場合もあります。
iPhoneでは「設定」→「電話」→「着信拒否設定と着信ID」で、どの番号をブロックしているか確認できます。Androidの場合も「電話アプリ」→「設定」→「ブロックされた番号」などから確認できます。
また、迷惑電話対策アプリやキャリアが提供している通話フィルタリングサービスによって、知らない番号からの着信を自動でブロックしていることもあります。これらの設定が厳しすぎると、重要な電話も着信できなくなってしまうので注意が必要です。
たとえば「非通知の番号をすべてブロック」などの機能がオンになっていないか、一度確認しておきましょう。もし必要であれば設定を緩めて、重要な連絡が届くように調整しましょう。
通信環境が悪い場所での着信トラブル
自宅やオフィスなど、普段使っている場所でも「電波が不安定」なことがあります。壁が分厚い建物、地下、電波を遮る構造物の中などでは、スマホのアンテナがうまく受信できず、着信自体が届かない、またはワンコールで切れてしまうといったことが起こります。
こうした場所にいると、スマホの画面に「圏外」や「サービスなし」と表示されたり、「3G」「H」など通信速度が落ちたマークが出たりすることがあります。このような場合は、場所を少し移動して電波状態の良いところで着信テストをしてみましょう。
また、Wi-Fi通話(VoLTEやWi-Fi Calling)が有効になっていると、Wi-Fiの品質が悪いときに着信に支障が出ることがあります。Wi-Fiルーターが古い、回線が混雑しているなども影響します。改善策としては、Wi-Fiを一時的にオフにしてみたり、Wi-Fiルーターの再起動なども有効です。
転送設定が有効になっている場合
スマホに着信があってもすぐ切れてしまう原因の1つが、「着信転送の設定が有効になっている」ことです。たとえば、一定時間で他の番号に転送するように設定されている場合、呼び出しが数秒だけ鳴ったあと、他の番号へ自動的に転送されてしまうことがあります。
この設定は、自分では気づかないうちにオンになっていることがあり、特に機種変更やキャリア変更をしたときに引き継がれてしまうこともあります。
転送設定の確認方法は以下のとおりです:
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iPhone:「設定」→「電話」→「着信転送」
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Android:電話アプリ → 「設定」→「通話設定」→「通話転送」
もし、見覚えのない番号が設定されていたら、すぐにオフにすることで着信が正常に戻る場合があります。
相手側の端末が原因のこともある
意外に見落とされがちなのが、「相手側のスマホや通信環境に問題がある」ケースです。発信者がすぐに電話を切ってしまったり、通話エリア外にいたりする場合、自分のスマホでは正しく呼び出し音が鳴っていても、相手には届いていないことがあります。
また、相手のスマホに「留守電」や「転送設定」が有効になっていると、こちらには呼び出しがかかっても、数秒後に自動的に転送されてしまい、「切れた」と感じてしまうことがあります。
こういった場合は、一度相手と直接会話して、発信時の状況を聞いてみるのが最も確実です。着信トラブルは自分だけの問題とは限らず、相手のスマホや回線、設定にも関係することを理解しておきましょう。
iPhoneとAndroidでの設定チェック方法を解説!
iPhoneでの音量・着信設定の確認手順
iPhoneで着信音が鳴らない場合、まず確認すべきは「サイレントスイッチ」と「着信音量」の設定です。iPhoneの左側面にある物理スイッチがオレンジ色になっている場合、それはサイレント(マナーモード)になっている状態です。まずはこのスイッチを上にスライドし、通常モードに戻しましょう。
次に、音量ボタンを使って着信音量を上げてみてください。ただし、画面がロックされているときに音量ボタンを押しても、メディア音量しか変わらないことがあります。確実に着信音量を調整するには、「設定」→「サウンドと触覚」から「着信音と通知音」のスライダーを確認しましょう。
ここで「ボタンで変更」がオンになっていれば、音量ボタンで着信音量も変更できます。また、着信音自体が「なし」に設定されていないかもチェックしてください。「着信音」が無音になっていれば、いくら音量を上げても音は鳴りません。
さらに「おやすみモード(集中モード)」がオンになっていないかも確認が必要です。これが有効になっていると、通知や着信がすべてミュートされてしまいます。コントロールセンター(画面右上から下にスワイプ)から簡単に切り替えが可能です。
Androidでの着信音チェックポイント
Androidは機種やメーカーによって設定画面が異なりますが、基本的な確認項目は共通しています。まず「設定」→「サウンド」または「音」メニューを開いて、「着信音量」が十分に上がっているかをチェックしましょう。
次に「着信音の選択」から、実際に音が鳴る着信音が選ばれているかも重要です。ごくまれに、サイレント音や無音ファイルが設定されていて音が鳴らない、というケースがあります。着信音を一度別のものに変更して試してみましょう。
また、Androidにも「マナーモード」や「サイレントモード」があります。通知バーを下にスワイプして、「音量アイコン」がマナーモードやバイブになっていないかを確認してください。
通知に関しても注意が必要です。Androidではアプリごとに通知が細かく設定できるため、「電話」アプリの通知がオフになっていると、着信が画面にも表示されません。「設定」→「アプリと通知」→「電話アプリ」→「通知の許可」がオンになっているかをチェックしてください。
アプリごとの通知設定の見直し方
スマホにはさまざまなアプリがインストールされていますが、通知設定が細かく分かれているため、うっかり着信通知をオフにしてしまっていることもあります。特に、電話アプリやLINEなど、通話機能のあるアプリは通知が届かなければ着信に気づくことができません。
iPhoneでは「設定」→「通知」から各アプリを選んで、「通知を許可」がオンになっているかを確認しましょう。着信に関しては「ロック画面」「通知センター」「バナー」のいずれも有効にしておくと確実です。
Androidでも「設定」→「アプリと通知」→「〇〇アプリ」→「通知」から確認可能です。特に「重要度」が「低」に設定されていると、画面に表示されないことがあるので、「高」や「音とポップアップ表示」などに変更しておきましょう。
また、節電モードや「バッテリー最適化」などの機能が通知を制限している可能性もあるため、それらの設定も見直すと安心です。
システムアップデートで解消する場合
スマホのOSやアプリのバージョンが古い場合、バグが原因で着信音が鳴らないことがあります。iOSやAndroidでは、定期的にバグ修正やセキュリティ強化のためのアップデートが提供されています。放置していると、着信関連の不具合がいつまでも解消されないままになってしまう可能性があります。
iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から最新のiOSに更新できます。Androidも「設定」→「システム」→「システムアップデート」などから確認できます(機種により名称が異なる場合あり)。
アップデート後に再起動が必要になることもあるため、事前にデータのバックアップを取っておくと安心です。アップデートにはWi-Fi環境と充電が必要なことが多いので、時間に余裕があるときに実行しましょう。
再起動・リセットで直るケースも多数
スマホは多くのアプリやシステム処理を同時に行っているため、長期間電源を入れっぱなしにしていると不具合が起きやすくなります。そんなときに有効なのが「再起動(電源の入れ直し)」です。
再起動することで、一時的なバグやメモリ不足が解消され、着信音が正常に鳴るようになることがあります。また、OSやアプリの動作も軽くなり、トラブルの原因を簡単に取り除けることもあります。
それでも直らない場合は、「設定のリセット」や「ネットワーク設定のリセット」も選択肢です。ただし、これを行うとWi-FiのパスワードやBluetooth設定なども初期状態に戻るため、慎重に行いましょう。
最終手段として「工場出荷時のリセット」もありますが、これはすべてのデータが消えるため、バックアップが必須です。そこまでの対応をしなくても、ほとんどの問題は再起動や簡単なリセットで解消されるケースが多いので、まずは気軽に試してみる価値があります。
自分でできる!スマホのトラブル解決ステップ
設定リセット前に試すべき簡単な対処法
スマホの呼び出し音が鳴らない、またはすぐ切れてしまうトラブルが起きたとき、いきなり設定をリセットするのは少し待ってください。実は、ちょっとした操作で簡単に解決することも少なくありません。まずは以下の手順を試してみましょう。
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スマホを再起動する
基本ですが非常に効果的な方法です。端末を再起動することで、一時的なソフトウェアの不具合やメモリの過負荷を解消できます。 -
Bluetoothをオフにする
着信音がBluetoothイヤホンに流れていて本体から鳴らないことがあります。Bluetoothを切って着信テストをしてみてください。 -
マナーモード・おやすみモードの解除
通知や着信が遮断される設定がオンになっていないかを確認します。設定画面やクイックメニューから確認可能です。 -
通知音量の確認
着信音量ではなく、通知音量だけ下がっているケースもあるため、すべての音量設定を見直しましょう。 -
他の音(音楽・アラーム)が鳴るかテスト
スピーカーが物理的に壊れていないかを確認するため、YouTubeなどで音を出してみましょう。
これらの基本的な対処法を試しても改善しない場合、次に進むべきステップは「設定の見直し」や「リセット」です。しかし、最初にこれらの簡単な操作で直るケースも非常に多いので、まずはここから始めてみてください。
通話アプリ・サードパーティアプリの確認
スマホには標準の「電話アプリ」以外にも、LINE、Skype、Zoom、Messengerなど、通話機能を持つアプリが複数インストールされていることがあります。これらのアプリがバックグラウンドで動作していると、標準の着信処理と干渉して不具合が起きることがあります。
たとえば、LINE通話が着信中に標準の電話アプリが呼び出し音を鳴らさないように設計されている場合もありますし、通話履歴が共有されるようなアプリは、優先的に着信を処理してしまうこともあります。
また、「迷惑電話対策アプリ」や「着信音変更アプリ」などを使っている人は、そのアプリの設定が原因で着信音が鳴らない場合も。アプリの通知設定や動作権限を一度見直してみてください。
Androidの場合は、「設定」→「アプリ」から、各アプリの通知設定や優先度を変更できます。iPhoneでも「設定」→「通知」から個別に管理可能です。
必要に応じて、問題のありそうなアプリを一時的にアンインストールまたは無効化し、標準の通話アプリで動作確認をするのがトラブル切り分けのポイントです。
SIMカードの抜き差しで改善することも
あまり知られていませんが、スマホに挿さっている「SIMカード」がしっかり認識されていないことで、着信が正常に届かないことがあります。SIMカードの接触不良が原因の場合、再起動だけでは解決できません。
この場合は、一度電源を切ってからSIMカードを取り出し、軽く布で拭いてからもう一度挿し直してみましょう。SIMカードは非常にデリケートなので、ピンなどで強く押したり、無理にこじ開けたりしないように注意してください。
特に、格安SIMを使っている方や、最近スマホを乗り換えた人、SIMアダプタを使っている人はこの問題が起きやすいです。接触不良が原因なら、抜き差しするだけで劇的に改善することもあります。
SIMカードを抜き差ししても直らない場合は、SIM自体が劣化・故障している可能性もあるので、キャリアショップでの確認も検討しましょう。
スピーカーやマイクのハードウェア確認
スマホのハードウェア、特にスピーカーやマイクに問題があると、着信音が鳴らないのはもちろん、通話中に相手の声が聞こえなかったり、自分の声が届かないといった症状も出ます。
まずはスピーカーにホコリやゴミが詰まっていないかを確認しましょう。細かいホコリは、綿棒やエアダスターなどで優しく取り除くことができます。また、防水スマホであっても水がスピーカー部分に入ると音がこもったり出なかったりします。その場合は乾燥を待つしかありません。
マイク部分も同様に、詰まりがないか、ケースやカバーで塞がれていないかをチェックしてください。特に新しいスマホケースを使い始めてから音が出なくなったという人は、ケースが原因の可能性も高いです。
ハードウェアが故障している場合は、自分ではどうすることもできないので、修理店やキャリアショップに持ち込むのが最善です。
サポートセンターに連絡する前にやること
スマホの着信音が鳴らない・すぐ切れる問題で、どうしても解決できないときは、キャリアやメーカーのサポートに連絡する前に、やっておくべきことがあります。
まず、自分で行ったすべての対処法をメモしておくと、サポート窓口でのやり取りがスムーズになります。たとえば「再起動済み」「Bluetoothはオフ」「通知設定確認済み」「SIM抜き差し済み」などを伝えることで、対応のスピードが格段に上がります。
次に、バックアップを取っておくことも重要です。万が一、端末の初期化や交換になる場合に備えて、写真や連絡先、LINEのトーク履歴など、必要なデータは事前にクラウドやPCに保存しておきましょう。
また、スマホの保証期間や購入履歴も確認しておくと、修理や交換の際にスムーズです。Appleの場合は「Appleサポート」アプリ、Androidでは各キャリアのサポートページで保証状況を確認できます。
今後のトラブル防止!呼び出し音を守るための習慣
定期的な通知・音量設定の確認
スマホを毎日使っていると、知らない間に通知設定や音量設定が変わっていることがあります。特にソフトウェアのアップデート後や、アプリのインストール時には設定が自動で書き換わることもあるため、定期的なチェックがトラブル予防のカギになります。
例えば、月に1回程度、以下の項目をチェックしてみましょう:
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着信音量と通知音量が十分に上がっているか
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サイレントモードやおやすみモードがオンになっていないか
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電話アプリの通知が許可されているか
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特定のアプリが着信を妨げていないか
また、スマホの音量設定はメディア音、通話音、通知音、アラーム音など複数あります。着信音が鳴らないと思っていたら、実は「通知音だけオフ」だったというケースもよくあります。
毎月のカレンダーやリマインダーに「スマホの通知設定チェック」とメモを入れておくと、習慣化しやすくなりますよ。
不要なアプリや設定の見直し
スマホには多くのアプリが入っていて、いつの間にか設定や動作に影響を与えていることがあります。特に、バックグラウンドで動作するアプリや通知を制御するアプリは、着信や通知に悪影響を与えることもあります。
以下のようなアプリや設定は、定期的に見直すのがおすすめです:
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節電アプリやバッテリー最適化アプリ
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着信ブロック・迷惑電話フィルターアプリ
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着信音カスタマイズアプリ
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古い通話アプリや使っていないSNS通話アプリ
また、アプリが増えると通知も増え、それに伴って重要な通知が埋もれてしまうこともあります。通知の優先順位や通知音を整理しておくことで、見逃しを減らせます。
定期的に「設定」→「アプリ」や「通知」から、必要のないものを無効化・アンインストールすることで、スマホ全体の動作も軽くなり、トラブルも防げます。
ソフトウェアの自動更新をオンに
スマホの不具合の多くは、OSやアプリのバグによって引き起こされることがあります。しかし、各メーカーはそれを修正するために定期的にアップデートを配信しています。重要なのは、こうしたアップデートを「自動」で行う設定をオンにしておくことです。
iPhoneでは「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」→「自動アップデート」から設定できます。Androidも「設定」→「システム」→「詳細設定」→「ソフトウェアアップデート」などから確認できます(機種により異なります)。
また、アプリの更新も忘れずに。Google PlayストアやApp Storeで「自動更新」をオンにしておけば、常に最新の状態でアプリが動作し、不具合を減らすことができます。
更新が重なるとスマホが重くなったり、充電が減りやすくなることもありますが、安定した動作を保つためには欠かせない習慣です。
スマホのクリーニングとケースの注意点
着信音が鳴らない原因として意外に多いのが、スピーカー部分やマイク部分の汚れ・詰まりです。ポケットやカバンの中で使っているうちにホコリやゴミが溜まり、音がこもったり聞こえにくくなってしまうことがあります。
以下のような簡単なクリーニングを習慣にすると安心です:
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柔らかい綿棒やエアダスターでスピーカー部分を掃除する
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スマホ用クリーニングクロスで全体を拭く
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ケースを外してスピーカーやマイク部分の隠れをチェック
特に、スマホケースのデザインによっては、マイクやスピーカー部分を塞いでしまうものもあります。買い替えた後に音が聞こえづらくなった場合は、まずケースを疑ってみましょう。
水没や湿気の多い場所での使用も、スピーカー故障の原因になりますので、お風呂場や雨の日の使用にも注意が必要です。
バックアップの習慣をつけておく理由
スマホのトラブルは、ある日突然やってきます。着信音が鳴らないだけでなく、スマホがまったく動かなくなってしまうこともあります。そんなときに役立つのが「定期的なバックアップ」です。
バックアップを取っておけば、仮にスマホを初期化したり、修理や交換になったとしても、大切なデータを失わずに済みます。
iPhoneの場合はiCloudやiTunes、AndroidではGoogleアカウントや専用アプリで自動的にバックアップを取る設定ができます。最低でも以下のデータはバックアップしておきましょう:
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電話帳・連絡先
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写真・動画
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メッセージ・LINEのトーク履歴
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アプリの設定・データ
週1回~月1回程度、自動または手動でのバックアップを習慣にしておくことで、トラブル発生時のストレスが大幅に減ります。特に大事な仕事や家族との連絡が多い人は、バックアップの重要性を再確認しておきましょう。
まとめ
スマホの呼び出し音が鳴らない、またはすぐ切れるというトラブルは、多くの人が一度は経験するものです。原因は設定ミスからハードウェア故障、通信環境の問題、アプリの干渉などさまざまですが、ほとんどのケースは自分で確認・解決できる範囲にあります。
本記事で紹介したように、まずは音量やモード設定の基本を見直し、それでも直らない場合は、通知設定やBluetoothの切断、再起動、SIMの抜き差し、さらにはスピーカーの掃除など、段階的に対処していくことが重要です。
また、日頃からの習慣として通知設定の見直し、不要アプリの整理、ソフトウェア更新の自動化、バックアップの実施などをしておけば、トラブルの予防にもつながります。
万が一、ハード的な故障や修理が必要な場合でも、焦らずに対応できるように、日頃からスマホを“大事に使う”ことが大切ですね。

