寒くなると恋しくなる果物といえば、やっぱり「みかん」。箱買いしたはいいけれど、「3キロで何個入ってるの?」「保存方法ってどうすればいいの?」といった疑問を感じたことはありませんか?さらに、どうせなら甘いみかんを選びたいし、余ったみかんも無駄なく使いたいですよね。この記事では、そんなみかんにまつわる疑問をまるっと解決!保存のコツや見分け方、再利用レシピまで、みかんをもっと楽しむための情報をたっぷりお届けします🍊
みかん3キロって何個入ってるの?サイズ別の目安を解説
1個あたりの重さと個数の関係
みかんはサイズによって重さが変わりますが、一般的には1個あたり80〜120gが目安です。つまり、みかん1キロには大体8〜12個入っており、3キロになるとその3倍、24〜36個ほどになります。ただし、これはあくまで目安で、サイズによってかなり変動します。
たとえば、Sサイズの小さめのみかんなら1個あたり約80g。これだと3キロで約37〜38個になります。一方で、Lサイズの大きなみかんは1個あたり120gほどあるので、3キロでは25個程度にしかなりません。
このように「何個入っているか」は単純にキロ数ではなく「サイズ」に大きく左右されます。家族で食べるなら小ぶりで個数が多い方がうれしいかもしれませんし、贈答用なら大きめの方が見栄えがよく喜ばれるでしょう。
また、品種や産地によっても重さに違いがありますので、あくまで目安として「3キロ=30個前後」と覚えておくと便利です。
サイズごとの個数目安(S・M・L)
みかんのサイズ別に3キロでどのくらいの個数になるかを、以下の表でまとめてみました。
サイズ | 重さの目安 | 3キロでの個数 |
---|---|---|
S | 約80g | 約37〜40個 |
M | 約100g | 約28〜30個 |
L | 約120g | 約24〜25個 |
スーパーでよく見かけるのはMサイズが多く、家庭用にも扱いやすいサイズです。Sサイズは小ぶりで甘みが凝縮されていることもあり、人気があります。Lサイズは贈答用や見栄えを重視した用途に選ばれやすいです。
スーパーと農家直売での違い
スーパーで販売されているみかんは見た目やサイズが揃っているものが多いですが、農家直売やネット販売ではサイズがバラバラなこともあります。そのため、「3キロ○○個入り!」と書かれていても、実際に届くと個数が想像より多かったり少なかったりすることも。
農家直送の場合、サイズ混合で「お得用」として売られていることが多いです。この場合、いろんな大きさが混ざっているので、個数にばらつきが出ますが、その分お値打ち価格で買えるメリットもあります。
見た目だけで個数を予想できる?
箱にぎっしり詰まったみかんを見ると、「これ何個くらい入ってるのかな?」と気になりますよね。箱の大きさや隙間の詰まり具合を見ると、なんとなく個数を予想できますが、実は見た目だけでは正確に判断するのは難しいです。
特に、底の方に大きなみかんが詰まっていたり、隙間を埋めるように小さいみかんが入っていたりする場合、見た目のボリュームと実際の個数が一致しないこともあります。
重さだけではない「入り数」の秘密
「3キロ」といっても、箱やネットの重さを含めていることもあります。特にネット通販では「正味重量」か「総重量」かが表記されているかどうかもチェックポイントです。正味重量とは、みかん自体の重さだけのこと。総重量は箱や緩衝材を含めた重さです。
知らずに「思ったより少ない!」と感じることもあるので、購入前にチェックしておきましょう。
みかんを長持ちさせる正しい保存方法とは?冷蔵・常温のコツ
冬場は常温保存が基本
冬場の室温が10℃前後に保たれていれば、みかんは常温保存が基本です。風通しのよい、直射日光の当たらない涼しい場所で保存するのがベスト。段ボール箱に入ったままだと湿気がこもりやすいため、ふたを開けておくか、新聞紙などをかぶせて調整しましょう。
箱の中にカビが生えたみかんが1つでもあると、周りにもすぐに広がってしまいます。特に箱買いした場合は、中身を一度全部出して、傷んでいないかチェックするのが長持ちのコツです。
冷蔵庫に入れる場合の正しい方法
冬以外の季節や、みかんを長く保存したい場合は冷蔵庫を活用しましょう。ただし、そのまま冷蔵庫に入れると乾燥して味が落ちるので、ポイントは「新聞紙で1個ずつ包んでからポリ袋に入れる」こと。これで乾燥を防ぎながら保存できます。
冷蔵庫の野菜室が最適ですが、あまりぎゅうぎゅうに詰めすぎると逆に傷みやすくなるため、少し余裕をもたせて保存しましょう。冷蔵保存したみかんは、おいしさを保ちながら10日〜2週間程度もちます。
傷みやすいみかんの見分けと対策
保存前に確認しておきたいのが「すでに傷みかけていないか」。表面に柔らかい部分があるものや、皮がブヨブヨしているものは要注意。こうしたみかんは常温だとすぐカビが発生するので、すぐに食べるか、冷蔵庫へ移動しましょう。
また、ヘタの周囲に黒ずみがある場合も傷み始めのサイン。早めに対処すれば、他のみかんを守ることができます。
箱買いした場合の保存テクニック
箱買いしたみかんは、すぐに中身を出して確認するのが鉄則。その後、新聞紙を敷いた浅いカゴや段ボールのふた部分に1段ずつ重ならないように並べると、通気性がよく長持ちします。
また、重ねて保存する場合は「下に古いみかん、上に新しいみかん」とローテーションを意識することで、傷みにくくなります。定期的にみかんを動かして、下になっているものをチェックしましょう。
冷凍保存もできる?長期保存の裏ワザ
みかんは実は冷凍保存も可能!皮付きのまま冷凍庫に入れておくだけで、夏場にもシャーベットのようにして楽しめます。食べるときは少し常温に置いてから皮をむくと、スルッとむけてひんやりおいしいおやつに早変わり。
ただし、解凍後は食感が柔らかくなってしまうので、生で食べるのにはあまり向きません。ジュースやスムージーに使うのがおすすめです。
甘いみかんの見分け方5選!見た目でわかるプロのチェックポイント
ヘタが小さいものは甘い?
スーパーや直売所でみかんを選ぶとき、まずチェックしてほしいのが「ヘタの大きさ」です。ヘタが小さく、きゅっと締まっているみかんは、実がしっかりと詰まっていて甘い傾向にあります。逆にヘタが大きくて緑が濃すぎるものは、酸味が強いことが多いです。
また、ヘタの「軸」が細いものも注目ポイント。太い軸よりも細い軸の方が、木の先端の方で育ったみかんである可能性が高く、日光をたっぷり浴びて甘く育ちやすいのです。
みかんは枝の先端で育ったものほど糖度が高くなる傾向があるため、「ヘタが小さい&軸が細い」という条件がそろっていたら、迷わずカゴに入れてOKです!
皮が薄い方が甘みが強い?
みかんの甘さを見分けるもう一つの大事なポイントが「皮の厚さ」です。手に取ったときに薄く、実と皮がぴったりとくっついているようなみかんは、ジューシーで甘いものが多いです。
逆に、皮がゴツゴツしていて厚みがあるものは、水分が少なく、酸味が強い場合があります。ただし、一部の品種ではもともと皮が厚くても甘いものもあるので、あくまで一般的な目安として参考にしましょう。
また、皮の「ブツブツ」が細かいほど、糖度が高いと言われています。これは糖分の濃縮が進んでいる証拠。できるだけ表面がなめらかでブツブツの小さいものを選びましょう。
おしり(へたの反対側)の凹みに注目
意外と見落としがちなのが、みかんのおしり部分(へたの反対側)です。ここが深く凹んでいて、放射状の線がはっきりと見えるみかんは、甘みがしっかりと詰まっている傾向があります。
この凹みは、果実がしっかり育った証であり、糖分がしっかり運ばれているサインでもあるのです。また、凹みの中心が少し黄色みを帯びているものは、熟成が進んでいて特に甘いことがあります。
選ぶときは、必ずみかんのおしりもチェックしてみてください。小さな凹みですが、大きな違いを生むポイントです。
色よりも形で選ぶ
みかんの色が濃いオレンジだからといって必ずしも甘いわけではありません。実は、みかんの甘さを見分けるうえで重要なのは「形」です。
甘いみかんは、縦に長い楕円形よりも、横に広がった「平べったい丸型」であることが多いです。この形状は、太陽の光をよく浴びた証で、糖度の高いみかんが育ちやすい特徴です。
また、同じ重さのみかんが2つあった場合、平べったい方の方が中身がぎゅっと詰まっていて、食べ応えがあることが多いです。色よりも形状に注目することで、より甘いみかんに出会える確率がアップします。
実際に持ってみてわかる重みの違い
最後に、とても簡単で効果的なのが「手で持ってみて比べる」方法です。見た目が同じようなみかんが並んでいるとき、実際に手に持ってみると微妙な重さの違いに気づくことがあります。
同じサイズでも、持ったときにずっしりと重みを感じるものは、果汁が多くてジューシー、そして甘みがしっかりあることが多いです。逆に、軽く感じるものは水分が抜けていたり、果肉がスカスカしている可能性があります。
お店で手に取れる場合は、ぜひこの「重さチェック」を取り入れて、甘いみかんを見極めてください。
傷んだみかんを見分けるコツと正しい対処法
カビが発生しやすい部位
みかんは保存状態によってはすぐにカビが生えてしまう果物です。特に傷みやすい部位は「おしりの部分」や「ヘタの周辺」です。これらの部分は通気性が悪く、湿気がたまりやすいため、カビが発生しやすいのです。
初期段階では、白っぽい粉のようなカビが見られ、次第に青カビへと進行します。このカビが見られたら、他のみかんに移る前にすぐに取り除くことが大切です。
1個傷むと全体がアウト?
よく「1個カビたら全部捨てるべき?」という疑問がありますが、答えは「カビが触れていなければ大丈夫」です。カビたみかんの周りにあったものは、一見きれいに見えても胞子が付着している可能性があるので、できれば早めに食べ切るか、別の場所に隔離して保存しましょう。
また、箱買いしたときにはこまめにチェックして、カビが発生していないか確認する習慣をつけると、他のみかんを守ることができます。
見た目はOKでも中が悪い場合
一見何も問題なさそうに見えても、切ってみたら中が変色していたり、酸っぱい臭いがすることがあります。これはみかんの「中身が傷んでいる」状態です。特に保存中に温度が高すぎた場合や湿度が高いと、外見には現れないまま中が傷んでしまうことも。
このような場合は無理に食べず、迷ったら捨てるのがベストです。体調を崩す原因になる可能性もあるので、安全第一で判断しましょう。
傷みやすい環境の特徴
みかんが傷みやすくなる環境にはいくつかの共通点があります。特に以下のような条件は要注意です。
-
湿度が高い場所(キッチンや風呂場の近くなど)
-
暖房が直接当たる場所
-
密閉された段ボールの中
-
みかんを重ねて置いている状態
これらの環境ではカビや腐敗が進みやすくなります。保存場所を選ぶ際は、風通しの良い涼しい場所を意識してみてください。
傷んだみかんの再利用レシピ
少し皮が柔らかくなっただけ、風味が落ちたけどまだ食べられる…そんなみかんは、ジュースやジャムにして再利用するのがおすすめです。
簡単な再利用アイデア:
-
みかんスムージー
-
みかんシャーベット
-
みかんジャム
-
みかんゼリー
加熱調理することで雑菌を殺菌しつつ、おいしく消費できます。廃棄せずにフードロス対策にもなります。
みかんをもっと楽しむ保存アイデア&活用レシピ
皮を使ったアロマ・掃除グッズ
みかんの皮には「リモネン」という天然の香り成分が含まれており、リラックス効果があるだけでなく、油汚れを落とすパワーも持っています。この皮をそのまま捨ててしまうのは、もったいない!
乾燥させたみかんの皮は「陳皮(ちんぴ)」として漢方にも使われますし、家庭でも活用可能です。たとえば、電子レンジの掃除。みかんの皮を水に入れてレンジで1〜2分加熱すると、蒸気とリモネンの力で庫内の汚れが浮き上がり、拭き取りやすくなります。
また、みかんの皮を袋に入れて靴箱に入れると、消臭・芳香効果が期待できます。お風呂に浮かべれば「みかん風呂」にもなり、冬の冷え性対策にもおすすめです。捨てる前に一工夫して、みかんの香りをもっと楽しみましょう!
冷凍みかんの作り方
昔懐かしい「冷凍みかん」は、子どもから大人まで楽しめる人気の食べ方です。作り方はとても簡単。まず、みかんを水でよく洗ってから水気をふき取り、ラップで包んで冷凍庫に入れるだけ。数時間〜一晩でシャリシャリの冷凍みかんが完成します。
食べる際は、10〜15分ほど常温に置いてから皮をむくと、つるっときれいにむけます。凍ったまま食べてもおいしいですが、半解凍状態が一番甘みを感じやすくおすすめ。
注意点としては、解凍後は水っぽくなるため再冷凍はNGです。作ったらその日のうちに食べるのがベストです。
みかんジャムの簡単レシピ
余ったみかんが大量にあるときは、ジャムにして保存しておくのもおすすめです。材料はたった3つだけでOK。
【材料】
-
みかん:5〜6個
-
砂糖:みかんの重さの30〜40%
-
レモン汁:小さじ1
【作り方】
-
みかんを皮をむいて一房ずつ分け、種があれば取り除く。
-
鍋にみかんと砂糖を入れ、中火で煮詰める。
-
水分が出てきたら弱火にし、時々かき混ぜながら20〜30分煮る。
-
レモン汁を加えてさらに5分煮詰める。
-
熱いうちに瓶に詰めて保存。
パンやヨーグルトに合わせるのはもちろん、紅茶に入れて「みかんティー」として楽しむのもおすすめです。
余ったみかんのスムージー活用法
熟れすぎたみかんや少し傷んでしまった部分があるみかんは、スムージーにすれば無駄なくおいしく活用できます。特に朝食やおやつにピッタリのヘルシーメニューです。
おすすめスムージーレシピ:
-
みかん 2個
-
バナナ 1本
-
ヨーグルト 大さじ3
-
はちみつ 少々
-
氷または水 適量
すべての材料をミキサーにかけるだけで、ビタミンたっぷりの栄養ドリンクに。飲む直前に少しレモン汁を加えると、爽やかさがアップしてより飲みやすくなります。
皮までおいしい!みかんピールの作り方
みかんの皮を甘く煮て乾燥させた「みかんピール」は、ちょっとしたおやつや紅茶のお供にぴったり。作り方も意外と簡単です。
【材料】
-
みかんの皮:2〜3個分
-
砂糖:皮と同量
-
水:適量
【作り方】
-
皮を細く切って、水に数時間さらしてアク抜きする。
-
鍋に皮と水を入れて茹でこぼしを2〜3回繰り返す。
-
砂糖と少量の水を加えて弱火で煮詰める。
-
煮詰めた皮をクッキングシートに広げて乾燥させる。
-
お好みでグラニュー糖をまぶす。
チョコレートと合わせて「オランジェット風」にするのもおしゃれでおすすめです。手作りならではの自然な甘さを楽しんでみてください。
まとめ
みかんはただ食べるだけでなく、選び方から保存、再利用まで幅広く楽しめる果物です。「3キロで何個?」という疑問から始まり、保存のコツや甘いみかんの見分け方、さらに傷んだみかんの対処法やレシピ活用までを一通り紹介しました。
ちょっとした知識を持つだけで、みかんをもっとおいしく、無駄なく楽しむことができます。これからのみかんシーズンに向けて、ぜひ今回の内容を活用してみてください。