「今週末、ちょっと遠出してみようかな」そんな気分になったとき、東京から日帰りで行ける場所がたくさんあるのをご存じですか?
自然に癒されたい、歴史ある街を歩きたい、温泉に浸かりたい、そんな希望を叶えてくれるスポットが、実はすぐ近くにあるんです。
今回は、東京から気軽に行けて、1日でも大満足できるおすすめ近郊スポットを厳選して10カ所ご紹介します。季節ごとに楽しめる場所や穴場情報も満載!次の休日のお出かけ先の参考にしてくださいね。
関東の魅力再発見!東京から日帰りで楽しめるスポットとは
どうして「日帰り」が人気なのか
最近、「日帰り旅行」が注目されている理由の一つは、時間とコストのバランスの良さです。宿泊費がかからず、交通費も抑えられるため、気軽に週末のリフレッシュができます。特に仕事や家事で忙しい人にとって、1日だけの自由時間でも旅行気分が味わえるのは大きな魅力です。また、突然の予定変更にも対応しやすいのが「日帰り」の強み。予定を立てるのが苦手な人でも、朝起きて天気がよければ「今日行こう!」とすぐ行動できるのもポイントです。
最近ではSNSでも「#日帰り旅」や「#ちょこっと旅行」などのタグが人気で、近場の穴場スポットやグルメ情報が拡散されています。こうした情報を手軽にキャッチできることで、さらに日帰り旅行の人気に拍車がかかっています。特に関東エリアは交通網が発達しており、観光地が点在しているので、どの方面にもアクセスしやすく、気軽に「非日常」を味わえる点が人気の秘密です。
東京からどの範囲までが「日帰り圏内」?
「日帰り圏内」と聞くと、具体的にどこまで行けるのか気になりますよね。一般的には、片道2時間以内のエリアが目安とされています。これなら移動に疲れすぎず、現地での滞在時間もたっぷり確保できます。例えば、神奈川県の鎌倉や箱根、千葉の館山、埼玉の川越などは日帰りで行ける代表的なスポットです。
さらに、最近は新幹線や特急電車を使えば、群馬や静岡、山梨といった少し遠くのエリアにも日帰りで行けるようになりました。交通費はかかるものの、1日で観光・グルメ・温泉まで楽しめるなら、かなりコスパの良い旅になります。車でのドライブ旅行なら、もっと自由度が高く、途中の寄り道や絶景ドライブも楽しめますよ。
電車と車、どちらが便利?
電車と車、どちらを使うべきかは行き先と旅のスタイルによります。たとえば、鎌倉や川越のような駅チカ観光地なら、電車がおすすめ。渋滞の心配もなく、駅から徒歩で観光スポットを巡れる場所が多いため、アクセスがスムーズです。
一方で、自然豊かな場所や温泉地、たとえば箱根や山梨、群馬方面などは、車でのアクセスが便利です。電車だと乗り換えが多い場所も、車なら目的地まで一気に行けるうえ、荷物も気になりません。小さな子どもがいる家族旅行や、大人数のグループ旅行にも車は重宝します。
また最近では、レンタカーやカーシェアサービスも充実しているので、電車で最寄駅まで行ってからレンタカーを借りるという選択肢も。交通状況や予算、同行者の人数を考慮して、最適な移動手段を選びましょう。
季節ごとに楽しめる場所の選び方
日帰り旅行の楽しみ方は、季節によって大きく変わります。春はお花見スポット、夏は海や高原、秋は紅葉、冬は温泉やイルミネーション。目的や気分に合わせて、最適な場所を選ぶのがポイントです。
例えば、春なら「ひたち海浜公園」のネモフィラ、夏は「鎌倉・由比ヶ浜」の海辺さんぽ、秋は「高尾山」の紅葉登山、冬は「箱根」の温泉旅館が人気。季節の旬を取り入れることで、より満足度の高い旅行になります。
また、季節限定イベントやグルメフェスティバルなども見逃せません。事前に公式サイトやSNSで情報をチェックしておくと、旅の質がグッと上がりますよ。
一人旅・家族・カップル別のおすすめスタイル
同じ場所でも、誰と行くかによって楽しみ方が変わります。
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一人旅なら、静かな自然やアートを楽しめる「箱根」や「高尾山」がおすすめ。自由気ままな時間を満喫できます。
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家族旅行なら、「川越」や「ひたち海浜公園」のような広々とした場所が◎。子どもと一緒に走り回れる場所や体験型施設も充実しています。
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カップル旅なら、ロマンチックな雰囲気の「鎌倉」や「芦ノ湖」のクルーズがおすすめ。フォトジェニックな場所で、思い出に残る1日になること間違いなし。
目的と相手に合わせて場所を選ぶことで、同じ日帰りでも何倍も楽しめるのが魅力です。
歴史と自然の宝庫「鎌倉」でゆったり日帰り旅
鶴岡八幡宮でパワースポット体験
鎌倉観光でまず訪れたいのが「鶴岡八幡宮」。源頼朝ゆかりのこの神社は、勝運や仕事運アップのご利益があるとして多くの人に愛されています。特に参道の段葛(だんかずら)は、春には桜が咲き誇り、フォトスポットとしても大人気です。
本宮までの階段を上がると、眼下に広がる景色が一望でき、まさに気持ちもリフレッシュできます。境内には、樹齢1000年を超える大銀杏の跡地など、歴史を感じる場所も点在しています。また、お守りや御朱印も充実しており、旅の記念にぴったりです。
朝早くに訪れると、混雑も少なく、ゆったりと参拝ができます。周辺にはカフェや和菓子屋も多く、参拝後にほっと一息つけるのも魅力のひとつです。
小町通りで食べ歩きグルメ満喫
鎌倉の魅力といえば、歴史だけではありません。観光客にとって大きな楽しみのひとつが、「小町通り」での食べ歩きグルメです。JR鎌倉駅東口から鶴岡八幡宮へと続く小町通りは、約300メートルの通りにおしゃれなカフェや老舗の和菓子屋、創作系の食べ物屋が軒を連ね、どこを見ても誘惑がいっぱい。
中でも人気なのが、「鎌倉コロッケ」「しらす丼バーガー」「お団子串」など、歩きながらでも食べやすいテイクアウトグルメ。さらに最近では、SNS映えする「食べられる花のお団子」や「抹茶スイーツ」など、若い女性を中心に話題のスイーツも増えています。
また、小町通りには伝統的な工芸品や雑貨を扱うお店もあり、ちょっとしたお土産探しにもぴったり。食事も買い物も楽しめるため、ゆっくり時間をかけて歩くだけで充実した1日になります。
休日はかなり混雑するので、早めに訪れるのがコツ。朝のまだ人が少ない時間帯に訪れると、お店の人と会話を楽しみながら買い物もできて、鎌倉らしい穏やかな雰囲気を味わえます。
江ノ電に乗って海沿いの絶景を満喫
鎌倉観光をさらに楽しむなら、「江ノ電」への乗車は外せません。江ノ島電鉄、通称「江ノ電」は、鎌倉駅から藤沢駅までを結ぶ全長約10キロのローカル線で、海沿いの絶景とレトロな街並みが楽しめる、まさに観光列車のような存在です。
特に人気の撮影スポットが、鎌倉高校前駅周辺。アニメ「スラムダンク」のオープニングにも登場した踏切越しの海の景色は、国内外から多くのファンが訪れる場所です。駅のホームからも湘南の海が一望でき、電車を待つ時間すら特別なひとときになります。
途中下車して「江の島」方面に立ち寄るのもおすすめ。海鮮グルメや展望台、灯台など見どころが多く、ちょっとした冒険気分も味わえます。のんびり揺られながら、古都と海辺の町を一度に巡れるのは江ノ電ならではの体験です。
江ノ電は1日乗車券「のりおりくん」があるので、自由に乗り降りしながら気になるエリアを巡ってみてください。フォトジェニックな駅舎や沿線のカフェなど、発見にあふれた旅が待っています。
長谷寺や大仏などの定番観光地
鎌倉観光といえばやはり、「鎌倉大仏」と「長谷寺」は欠かせません。どちらも江ノ電「長谷駅」から徒歩数分の距離にあり、歴史と自然が融合した名所です。
まず、鎌倉大仏こと「高徳院」の阿弥陀如来像は、高さ約11メートルもの青銅製仏像。屋外に座す姿が印象的で、鎌倉を代表するシンボルとなっています。実はこの大仏、中に入ることもできるんです。内部は空洞になっており、仏像の構造を間近で見る貴重な体験ができます。
一方、長谷寺は「花の寺」として知られ、四季折々の草花が境内を彩ります。特にあじさいの季節(6月頃)は見事で、多くの観光客が訪れます。また、高台に建つ観音堂からは由比ヶ浜を一望でき、心が洗われるような絶景が広がります。
両寺とも、ゆったりとした空気が流れ、心を整えるにはぴったりの場所。お守りや御朱印もいただけるので、旅の記念にもおすすめです。観光の締めくくりに立ち寄れば、きっと満ち足りた気持ちで帰路につけるはずです。
カフェで休憩、古都の時間を感じる
たくさん歩いたあとは、古都の雰囲気を感じるカフェでひと休みしてみましょう。鎌倉には古民家をリノベーションしたカフェや、庭園付きの和カフェなど、落ち着いた空間でほっとできる場所がたくさんあります。
たとえば、鶴岡八幡宮の近くには、昭和初期の建物を使った「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」があり、自家焙煎の本格派コーヒーを味わえます。小町通りの裏道に入れば、雑踏から離れた隠れ家のようなカフェも点在しています。
スイーツも鎌倉ならではのこだわりが感じられるものが多く、「和三盆プリン」や「抹茶ティラミス」、鎌倉野菜を使ったケーキなども話題。読書をしたり、旅の写真を整理したり、心地よい音楽に包まれて、非日常の時間を満喫できます。
また、カフェの多くはテラス席や中庭を備えていて、天気の良い日には最高のロケーションになります。散策とグルメの合間に、静かな時間を過ごせる場所があるのも、鎌倉という町の魅力のひとつです。
アートと森の融合「箱根」で大人の休日
箱根彫刻の森美術館でアート巡り
箱根といえば温泉のイメージが強いかもしれませんが、実はアートの街としても有名です。特におすすめなのが、「箱根彫刻の森美術館」。1969年に開館した日本初の野外美術館で、自然と芸術が調和した開放感あふれる空間です。
広大な庭園にはピカソやヘンリー・ムーアなど、国内外の巨匠たちの彫刻が約120点以上展示されており、まるで森の中を歩きながらアートと触れ合えるような感覚が味わえます。作品に触れることができるものもあり、子どもも大人も楽しめるのが特徴です。
特に人気の作品は、カラフルなステンドグラスでできた「幸せを呼ぶシンフォニー彫刻」。塔の中に入ると、360度に広がるステンドグラスの光が幻想的で、インスタ映えスポットとしても人気です。
美術館内にはピカソ館も併設されており、彼の絵画・陶芸・版画などが展示されています。休憩スペースやカフェもあり、アート鑑賞の合間にひと息つくこともできます。自然の中で感性を刺激する、非日常の贅沢な時間を過ごせますよ。
芦ノ湖の海賊船クルーズで非日常体験
箱根観光のハイライトのひとつが、芦ノ湖での「海賊船クルーズ」です。まるでファンタジーの世界に入り込んだかのような、カラフルで豪華な海賊船が湖を優雅に進む姿は、子どもから大人までワクワクさせてくれます。
芦ノ湖の周囲は山々に囲まれており、船上からは雄大な自然を一望できます。晴れた日には遠くに富士山が見えることもあり、その絶景には思わず息を飲むほど。春は新緑、秋は紅葉と、四季折々の風景が楽しめるのも魅力です。
船は「元箱根港」「箱根町港」「桃源台港」の3つの港を巡るルートが一般的で、乗り降り自由なチケットもあるので、自分のペースで観光を楽しめます。特に桃源台から元箱根へ向かうルートは、順光で景色が美しく見えると評判。
船内には豪華な装飾が施され、まるで中世ヨーロッパの船旅をしているような気分になります。特別船室を利用すれば、さらにラグジュアリーな体験も可能です。普段味わえない非日常の時間を、ぜひ体験してみてください。
大涌谷で地熱地帯&黒たまご
「大涌谷」は箱根の中でも特にダイナミックな自然を感じられるスポット。火山の活動によってできた地熱地帯で、あたりには硫黄の香りが立ち込める、まさに大地の息吹を感じる場所です。
見どころは何といっても、白い煙が立ち昇る地熱の噴出口。展望台からは、モクモクとした湯気と荒涼とした風景が広がり、まるで別世界のような光景が楽しめます。また、天気が良ければここからも富士山を望むことができ、絶好の撮影スポットとなっています。
名物は「黒たまご」。温泉の成分で黒くなったゆで卵で、「1個食べると寿命が7年延びる」と言われており、観光客に大人気です。外は真っ黒ですが、中は普通のゆで卵で、ほんのり塩味がきいていてとても美味しいですよ。
大涌谷まではロープウェイでアクセス可能で、その空中からの眺めもまた格別。特に紅葉シーズンや雪景色の時期は、ロープウェイの窓からの絶景に感動すること間違いなしです。
温泉街で足湯&スイーツタイム
箱根に来たらやっぱり外せないのが「温泉」。とはいえ、日帰りでは宿泊は難しい…という方におすすめなのが、足湯と温泉スイーツで気軽に温泉気分を味わうプランです。
箱根湯本や強羅には、足湯カフェや足湯が併設されたお土産屋さんがいくつかあり、観光の合間にふらっと立ち寄って、足だけでも温泉に浸かってリラックスできます。足湯はタオルの貸し出しがあるところも多く、手ぶらでもOK。
そして注目すべきは、温泉地ならではのスイーツたち。温泉まんじゅうはもちろん、湯葉プリンや黒ごまソフトクリームなど、ちょっと変わったご当地スイーツが楽しめます。特に、湯もち(白玉のようなやわらかいお菓子)や、温泉蒸気で蒸したプリンは人気で、お土産にも喜ばれます。
街歩きをしながら、足湯に浸かり、スイーツでひと息つく。そんなゆったりとした過ごし方ができるのも、箱根の魅力の一つです。
箱根湯本でお土産とグルメ
箱根旅の最後に立ち寄りたいのが、「箱根湯本駅」周辺。ここには観光客向けのショップが軒を連ねており、箱根ならではのお土産やグルメを一気に楽しめるスポットです。
駅前には老舗の和菓子店や工芸品のお店、温泉まんじゅうの試食ができる場所もあり、お土産選びには困りません。おすすめは、地元産の梅や柑橘を使ったジャムやお酒、地ビールなど、ここでしか買えない限定商品。友達や家族に喜ばれること間違いなしです。
食事なら、駅から徒歩圏内に「そば」「うなぎ」「とろろご飯」など、伝統的な和食を提供する店が点在しています。特に「湯葉丼」や「温泉卵を使った親子丼」など、温泉地ならではのメニューが楽しめます。
時間があれば、駅直結の「日帰り温泉施設」に立ち寄ってから帰るのもおすすめ。旅の疲れを癒して、心も体もほっこりした状態で帰宅できます。
季節の絶景が楽しめる「高尾山」トレッキング
高尾山口駅からのアクセス
高尾山は、東京都八王子市にある標高599メートルの山で、都心から電車で約1時間というアクセスの良さが魅力です。京王線の「高尾山口駅」が最寄りで、新宿から特急で乗り換えなしで行けるため、初心者やファミリー層にも人気のスポットです。
駅を出るとすぐに登山口や観光案内所、土産物店、温泉施設が並んでおり、到着した瞬間から旅気分が味わえます。駅前にはトイレやロッカーもあるため、身軽に行動できるのも嬉しいポイント。
また、登山道の入口までは徒歩数分とアクセスも抜群。標高はそれほど高くないものの、自然豊かで四季折々の景色が楽しめることから、「ミシュラン三つ星観光地」にも選ばれています。アクセスのしやすさと、充実した周辺施設の整備で、登山デビューにもぴったりな場所と言えるでしょう。
初心者でも安心な登山ルート
高尾山には複数の登山ルートが整備されており、体力や時間に合わせてコースを選べます。中でも人気なのが、**「1号路」**と呼ばれる表参道コース。舗装された道が多く、ケーブルカーやリフトを使えば山頂近くまで楽にアクセスできるので、初めての登山でも安心です。
所要時間は登山口から山頂まで約1時間半ほど。途中には休憩所やトイレ、自動販売機もあり、無理せずマイペースで登ることができます。道中にはお土産屋や茶屋も点在しており、名物の「天狗焼」や「とろろそば」なども楽しめます。
自然に囲まれながら、鳥のさえずりや清流の音を聞きつつ歩けるので、癒しとアクティブさを兼ね備えたトレッキング体験ができます。また、もっと本格的に楽しみたい人向けに「稲荷山コース」などもあり、下山ルートを変えて楽しむのもおすすめです。
薬王院でご利益祈願
高尾山の中腹には、真言宗智山派の名刹「高尾山薬王院」があります。744年創建の歴史ある寺院で、開運・厄除け・商売繁盛など多くのご利益があるとされています。登山の途中に参拝できるため、観光と信仰が一度に楽しめるのも魅力。
薬王院は「天狗信仰」で知られており、境内には天狗像や関連する彫刻が点在しています。天狗は古来より山の守護神とされ、修験道と深く結びついています。参拝するだけでなく、境内の建築や装飾も見ごたえがあり、神秘的な雰囲気に包まれます。
また、おみくじやご朱印帳、天狗モチーフのお守りなども人気。特に「勝運守」は受験生やビジネスマンに人気があります。自然に囲まれた荘厳な空間で手を合わせれば、心も体もリフレッシュされるはずです。
展望台からの大パノラマ
高尾山の山頂に到着すると、そこには思わず声が出るような絶景の大パノラマが広がります。天気の良い日には、東京スカイツリーや都心の高層ビル群、さらには富士山まで見渡せることもあります。
標高599メートルとはいえ、遮るものの少ない山頂からの眺望は本当に見事で、多くの登山者がここでお弁当を広げたり、写真を撮ったりして過ごしています。春の桜、夏の青空、秋の紅葉、冬の澄んだ空気と、季節ごとに違った絶景が楽しめるのも高尾山の魅力です。
また、山頂には案内板やベンチ、トイレなども整備されており、長居しやすい環境が整っています。自分で登った達成感と、この大自然の中で味わう景色は格別。まさに「都会のすぐそばにある別世界」といえるでしょう。
下山後の温泉でリラックス
登山を終えたら、そのまま帰るのはもったいない!高尾山口駅のすぐ隣には「京王高尾山温泉 極楽湯」があり、汗を流してリフレッシュするのに最適な日帰り温泉施設です。
源泉かけ流しの露天風呂や、サウナ、炭酸泉など設備が充実しており、山の自然を感じながら入浴できるのが魅力。疲れた足を癒すにはピッタリの環境です。登山後に温泉に入れるという贅沢が、日帰りでもしっかり旅の満足感を高めてくれます。
館内には食事処もあり、高尾山名物の「とろろそば」や「山菜ご飯」などのヘルシーなメニューも楽しめます。お風呂上がりには、地元産のビールやソフトクリームを味わうのも至福のひととき。
帰りの電車に乗る前にゆったり過ごせる場所があるのは、高尾山ならではの嬉しいポイントです。
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穴場スポットも!意外と知られていない近郊スポット5選
千葉・鋸山で地獄のぞき&ロープウェイ
千葉県の房総半島にある「鋸山(のこぎりやま)」は、名前のとおり鋸の刃のようなギザギザの山並みが特徴。標高はわずか329メートルですが、その断崖絶壁のインパクトは絶大で、特に有名なのが「地獄のぞき」と呼ばれる断崖の展望台です。
ここから見下ろす景色はまさにスリル満点!東京湾を一望でき、天気が良ければ三浦半島や富士山も望める絶景スポットです。また、鋸山山頂へはロープウェイで楽にアクセスでき、車なしでも訪れやすいのが魅力。
鋸山には「日本寺」というお寺もあり、巨大な大仏や千五百羅漢像など見どころがたくさんあります。山全体が霊場となっており、自然と歴史を同時に感じられる独特な雰囲気が味わえます。
駅近でありながら、ちょっとした冒険気分も味わえるのが鋸山の魅力。混雑も比較的少なく、“映え”だけじゃない本物の自然体験ができます。
埼玉・川越で小江戸さんぽとグルメ
「小江戸」と呼ばれる埼玉県川越市は、江戸時代の町並みを残す歴史的な街。都内から電車で1時間弱というアクセスの良さながら、まるでタイムスリップしたような気分が味わえます。
観光の中心は「蔵造りの街並み」エリア。黒漆喰の建物が立ち並び、風情ある景観が広がっています。シンボルの「時の鐘」は、江戸時代から町に時を知らせてきた歴史ある建物。周辺には和菓子店や甘味処、食べ歩きグルメも豊富です。
特に人気なのが「さつまいもスイーツ」。川越はさつまいもの名産地として知られており、「いも恋」や「大学いもソフト」など、ここでしか食べられない名物グルメが充実しています。
また、着物レンタルをして町歩きを楽しむ観光客も増えており、フォトジェニックなスポットがたくさん。歴史×グルメ×和の体験が気軽に楽しめる、おすすめの近郊スポットです。
茨城・ひたち海浜公園で花絶景
茨城県ひたちなか市にある「国営ひたち海浜公園」は、季節ごとの花畑が話題の絶景スポットです。特に有名なのが、春の「ネモフィラ」と秋の「コキア」。一面に広がる青や赤の丘はまさに絶景で、SNSでも毎年大きな話題になります。
ネモフィラは4月下旬〜5月上旬が見頃で、空と海と花が一体となったような幻想的な景色が楽しめます。一方、9月下旬〜10月中旬には、コキアが鮮やかな赤色に染まり、まるで絨毯のような風景に。
公園内はとても広く、レンタサイクルでのんびり回るのがおすすめ。アスレチックや遊園地、バーベキュー施設などもあり、家族連れにもぴったりです。
東京からは電車とバスで約2時間ほどですが、それだけの価値がある花と自然の楽園。都会の喧騒を離れてリフレッシュしたい人にぴったりの穴場です。
山梨・勝沼でワイナリー巡り
山梨県甲州市の「勝沼」は、日本ワインの聖地ともいえる場所。ブドウ栽培が盛んなエリアで、30軒以上のワイナリーが点在するワイン好きにはたまらないスポットです。
都心からは新宿から特急で約1時間半とアクセスも良好。駅周辺にはレンタサイクルもあり、のどかなブドウ畑の中を自転車で巡ることができます。試飲ができるワイナリーも多く、赤・白・ロゼ・スパークリングなどさまざまな味わいを楽しめます。
秋には収穫祭が開催され、多くの観光客でにぎわいますが、通年営業している施設も多いため、静かにゆったりと大人の休日を過ごしたい人にもおすすめ。
地元の食材を使ったレストランや、おしゃれなカフェも点在しており、ワインに合う料理を堪能することができます。お土産には地元産のワインや、ぶどうジャム、ジュースなどが人気です。
群馬・伊香保温泉で石段街の旅
群馬県渋川市にある「伊香保温泉」は、温泉とレトロな街並みが楽しめる人気の温泉地。東京からは電車とバスで2時間半程度でアクセスでき、日帰りでもしっかり観光が楽しめます。
名物は何といっても「石段街」。365段もの石段の両側に、温泉宿やお土産店、射的場や昔ながらの遊技場が並び、昭和のような懐かしい雰囲気が味わえます。途中には無料の足湯もあり、歩き疲れた足を癒すことができます。
伊香保の温泉は「黄金の湯」と呼ばれる茶褐色の泉質が特徴で、鉄分を多く含み保温効果が高いことで知られています。日帰り温泉施設も複数あるため、気軽に立ち寄って本格的な湯を楽しめるのが嬉しいポイント。
また、近隣には「伊香保グリーン牧場」や「水沢うどん街」などもあり、温泉とグルメ、自然体験を1日で満喫できる魅力満載のエリアです。
まとめ:東京近郊には、日帰りでも満足できる旅がたくさん!
東京から少し足を伸ばすだけで、自然、歴史、グルメ、温泉、アートと、さまざまな魅力が詰まった場所がたくさんあります。今回ご紹介した10のスポットは、どれも**「日帰り」とは思えないほど充実した時間**を過ごせる場所ばかり。
忙しい日常の合間でも、気軽に非日常を体験できるのが日帰り旅の魅力です。特に関東近郊は交通網が発達しており、車でも電車でも自由にプランを組めるのが大きな利点。
ぜひ、次の週末や祝日には、ふと思い立って今回紹介したスポットのどこかへ足を運んでみてください。心も体もリフレッシュできて、また明日からの活力が湧いてくるはずです。
