「洗濯機が動かない…」そんなときに考えられる原因のひとつが「ベルトの劣化や切れ」です。でも実際に修理するとなると、気になるのがその費用。この記事では、洗濯機のベルト交換にかかる費用の相場から、自分で直す方法、プロに依頼する場合の注意点まで、わかりやすく解説します。「修理か買い替えか」で迷っている方も、ぜひ参考にしてみてください!
洗濯機のベルト交換って何?基礎知識を解説
ベルトってどこの部品?
洗濯機の「ベルト」とは、モーターの回転力を洗濯槽に伝えるためのゴム製の部品です。主に縦型洗濯機で使われており、モーターとパルセーター(回転羽根)の間に取り付けられています。ドラム式の場合は、ベルトではなくモーターが直結しているタイプもありますが、機種によってはベルト駆動のものも存在します。
このベルトは消耗品で、長年使っているとゴムが劣化して伸びたり、ヒビが入ったり、最悪の場合切れてしまうことがあります。ベルトが劣化してしまうと、洗濯槽がうまく回らなくなったり、動作中に異音が出るようになります。
つまり、洗濯機がしっかり動くためには、ベルトが正常に働いていることがとても大切なのです。
ベルトが切れるとどうなるの?
ベルトが切れてしまうと、洗濯機のモーターは回っていても、洗濯槽自体が動かなくなります。つまり、洗濯機の「回転しない」「脱水できない」「水は出るけど動かない」といった症状が出てきます。
この状態では洗濯物がしっかり洗えないため、使い続けることは難しくなります。また、異常な音がしたり、焦げたようなニオイがすることもあり、危険を伴うこともあります。
ただし、モーターや基板の故障と見分けがつきにくいこともあるので、症状だけで判断せず、正確な原因を調べることが大切です。
よくある故障のサイン
ベルトの劣化や切れが原因で起こる、よくある症状には以下のようなものがあります。
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洗濯機がうなる音だけして、洗濯槽が動かない
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脱水時にガタガタと大きな音がする
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動き始めに「キュルキュル」といった音が鳴る
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回転が遅くなった気がする
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焦げたゴムのニオイがする
これらの症状がある場合は、ベルトに不具合がある可能性が高いです。早めの点検をおすすめします。
どの洗濯機でもベルト交換は可能?
基本的に、縦型の全自動洗濯機にはベルトが使われているため、交換は可能です。ただし、古いモデルや一部のメーカー製では、部品供給が終了している場合もあるため注意が必要です。
ドラム式洗濯機の場合は、直結モーター(DDモーター)を採用しているものが多く、ベルト自体が存在しないタイプもあります。そのため、ドラム式ではベルト交換が不要な機種もあります。
また、最近のモデルでは部品が内部にしっかり組み込まれているため、分解が難しい構造になっており、DIYでの交換が難しいケースも増えています。
修理と買い替え、どちらが得?
洗濯機のベルト交換は、費用的には新品を買うより安く済むことがほとんどです。しかし、他の部品も劣化している場合や、修理費用が高額になりそうな場合は、買い替えの方が結果的にお得になることもあります。
特に以下の条件に当てはまるなら、買い替えも検討しましょう。
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購入から7年以上経過している
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他の故障が同時に起きている
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メーカーに部品在庫がないと言われた
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ドラム式で修理費用が高額(2万円以上)になる場合
このような場合は、無理に修理せず新しい洗濯機への買い替えも選択肢に入れると良いでしょう。
修理業者に依頼する場合の費用相場
一般的な費用の目安(縦型洗濯機)
縦型の洗濯機でベルト交換を業者に依頼した場合、費用の相場はおおよそ8,000円〜15,000円程度です。これはベルト部品代、出張費、作業料を含めた合計金額になります。
ベルト自体は数千円で済みますが、プロに頼むと人件費や出張費が加わるため、それなりの費用がかかってきます。ただし、洗濯機を買い換えるよりははるかに安く済むのがメリットです。
部品が取り寄せになる場合は、少し日数がかかることもあるので、早めに依頼するのがおすすめです。
ドラム式洗濯機の場合の費用は?
ドラム式洗濯機でベルト交換が必要な場合は、費用がやや高めになります。理由は、構造が複雑で分解に時間がかかるからです。相場は12,000円〜18,000円前後になることが多いです。
また、ドラム式はベルトが劣化しているだけでなく、他の部品(センサーや基板)も同時に故障しているケースもあるため、思ったより費用がかさむこともあります。
ドラム式を修理するかどうかは、使用年数や修理内容によってしっかり検討しましょう。
出張費・作業費の内訳とは
多くの修理業者は、以下のような費用項目で見積もりを出します。
| 項目 | 目安費用 |
|---|---|
| 出張費 | 約2,000〜5,000円 |
| 作業費(技術料) | 約5,000〜10,000円 |
| 部品代(ベルト) | 約1,000〜3,000円 |
特に「出張費」が意外と高く感じるかもしれませんが、これは現地に来て調査・修理するためのコストです。出張費込みで料金を提示している業者もあるので、複数社で比較するのがおすすめです。
メーカー修理と街の業者、どちらが安い?
メーカー修理は安心感がありますが、費用はやや高めになる傾向があります。一方で、街の家電修理業者やネットで探せる修理サービスは、料金が割安なことが多いです。
ただし、街の業者に依頼する際は「口コミ」や「実績」をしっかり確認しましょう。格安でも、対応が悪かったり部品の取り扱いが非正規品の場合もあるからです。
保証期間内であれば、迷わずメーカー修理を依頼しましょう。
高額になるケースとその理由
以下のようなケースでは、ベルト交換費用が高額になる可能性があります。
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洗濯機がビルトイン(取り外しに手間がかかる)
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モーターや基盤も一緒に交換が必要
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特殊な機種で部品が取り寄せになる
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修理作業に2時間以上かかる
このような場合は20,000円以上になることもあります。事前に「見積もり無料」の業者に相談するのが安心です。
自分でベルトを交換する場合の費用と注意点
ベルトだけなら数百円で買える!
洗濯機のベルト自体は、ネット通販やホームセンターで300円〜2,000円ほどで購入できます。機種に適した型番を調べて注文すれば、パーツ代だけで済むので、業者に依頼するよりはるかに安く修理できる可能性があります。
楽天やAmazonでは「洗濯機 ベルト 型番」で検索すれば、対応機種ごとに豊富に取り扱われています。中にはセットで工具付きのものもあるため、DIY初心者にも便利です。
ただし、メーカーによってベルトの形状や長さ、素材が異なるので、必ず「型番と一致するもの」を選びましょう。間違ったベルトを使うと、回転不良や故障の原因になります。
工具は何が必要?
ベルト交換をするためには、以下のような基本的な工具が必要です。
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プラスドライバー・マイナスドライバー
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六角レンチやモンキーレンチ
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軍手(手を保護するため)
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軽量のジャッキ(洗濯機を少し持ち上げる場合)
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懐中電灯やライト(内部が見づらいため)
洗濯機のカバーを外し、ベルトの位置を確認しながら作業を進める必要があるため、少し手間がかかります。内部の部品を傷つけないよう、力加減には注意が必要です。
また、カバーを外すだけで特殊なビスが使われていることもあり、電動ドライバーがあれば作業がスムーズになります。
どこまで分解する必要がある?
洗濯機のタイプによって分解の工程は変わりますが、一般的には以下のようなステップを踏む必要があります。
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電源を抜き、洗濯機の裏側(または底面)を確認
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ネジを外してカバーを開ける
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古いベルトを取り外す(外れていることも)
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新しいベルトをモーターとプーリーにかける
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回転がスムーズか確認してカバーを戻す
中には「洗濯槽を持ち上げないと交換できない」構造の機種もあるため、その場合は少し高度な技術が求められます。
YouTubeや取扱説明書を参考にしながら、必ず慎重に作業を行ってください。
DIY交換で気をつけたい3つのリスク
自分でベルト交換をする際に、以下のようなリスクがあることを理解しておきましょう。
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感電やケガのリスク
電源を切り忘れて作業すると、感電や指をはさむ危険があります。 -
部品の破損
分解中にコードや基板を傷つけてしまうと、かえって高額な修理が必要になる場合があります。 -
取り付けミスによる不具合
正しくベルトを取り付けなかった場合、異音が出たり、またすぐ外れることもあります。
不安がある場合は無理せず、専門業者に依頼するのが安全です。
メーカー保証が無効になる可能性も
自分で分解や修理をした場合、多くのメーカーでは保証が無効になります。特に5年・7年保証などの長期保証に加入している場合は、勝手に分解してしまうと対象外になる恐れがあります。
また、賃貸住宅では、設置・取り扱いに関して大家さんや管理会社との契約内容も確認しておく必要があります。故障が広がった場合、トラブルに発展するケースもあるため注意が必要です。
「自己責任」での作業となることをしっかり理解してから取り掛かりましょう。
実際の体験談・口コミで見る交換費用のリアル
費用が安く済んだケース
SNSや口コミサイトには、ベルト交換が5,000円以内で済んだという報告もあります。たとえば、次のような事例があります。
「ベルトを楽天で980円で購入。自分でドライバーだけで交換して動くようになった!作業時間は1時間ほど。」
このように、DIYでうまくいけば非常に安価に修理ができ、達成感も得られるという声が多いです。また、家族に電気工事や修理が得意な人がいれば協力してもらうことで、さらに安全に作業できます。
ただし、こうした事例はあくまで一部なので、失敗リスクも考慮が必要です。
高くついた!トラブル事例
一方で、DIY中に誤ってコードを傷つけてしまい、モーターや基板も交換することになったという声も見られます。結果、修理業者に頼んで総額3万円以上かかったというケースもありました。
また、業者に修理依頼をしたものの、ベルトだけでなく「ドラムの軸がズレていた」と言われ、修理費が2万円を超えたというパターンもあります。
ベルト交換だけで済まないことも多いため、見積もり段階でどこが壊れているのかをしっかり確認することが大切です。
こんな場合は買い替えた方が得!
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購入から7年以上経過している
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洗濯中に水漏れもしている
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修理費が15,000円を超える
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モーターや基板の不調も指摘された
このような場合は、修理してもすぐ別の箇所が壊れる可能性が高いため、買い替えた方が長い目で見て経済的です。
近年は高性能な洗濯機が6〜7万円台で購入できるため、修理と比較してコスパのいい選択肢になっています。
修理対応の満足度レビュー
ネット上では、修理業者に頼んで「思ったより早く終わった」「出張費がかからず良心的だった」という声も多く見られます。
「ネットで申し込んだら翌日来てくれて、30分で終了。総額9,000円で済んで助かった!」
迅速で親切な対応をしてくれる業者を見つければ、費用に見合った満足感が得られます。
一方で「見積もりと実際の費用が違った」といった不満もあるので、契約前に料金を明確に確認するのが大切です。
修理依頼時にやっておくべきこと
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製品型番をメモしておく(部品特定に必要)
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症状を詳しく伝える(回らない・異音など)
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保証書や購入日を確認する
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複数業者に見積もりを取る
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修理に来るまで洗濯機は使わない
これらを事前に準備しておくと、スムーズに修理を依頼できます。業者とのやり取りもスピーディーになり、余計な出費を防げます。
ベルト交換を依頼する前に知っておきたいこと
見積もりは必ず取ろう
修理を依頼する前には、必ず見積もりを取りましょう。見積もりを取らずに依頼すると、後から「思っていたより高かった」とトラブルになることがあります。
良心的な業者であれば、無料で事前見積もりをしてくれる場合が多いです。電話やメールで「洗濯機の型番」「症状(音がする・動かないなど)」「使用年数」などを伝えると、ある程度の金額目安を教えてくれます。
複数の業者に見積もりを依頼することで、相場感がつかめるうえ、費用の比較ができるので安心です。
見積もり時に確認すべきポイントは以下のとおりです:
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出張費がかかるか
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部品代は含まれているか
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作業後に追加料金が発生するか
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修理後の保証はあるか
こうした点を明確にすることで、納得のいく修理が可能になります。
修理より買い替えが得なケース
ベルト交換は修理費用が比較的安いため、基本的には「修理」で済ませるのが得ですが、以下のようなケースでは買い替えを検討するのが賢明です。
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修理費用が15,000円以上かかる
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洗濯機の購入から7年以上経っている
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他の不具合(排水・モーター・基板など)がある
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家族が増えて洗濯容量が足りないと感じている
家電製品は年々省エネ性能や静音性能が向上しているため、古い機種を無理に直して使い続けるより、最新のモデルに買い替えることで電気代や時間の節約になることも多いです。
ネット通販や家電量販店では、型落ちモデルが安く手に入るタイミング(1〜3月、6〜8月など)もあるので、その時期を狙うのもおすすめです。
保証期間内かを確認しよう
洗濯機を購入してから5年以内であれば、メーカー保証や延長保証の対象になっている場合があります。特に家電量販店で「長期保証」に加入している人は要チェックです。
保証期間内であれば、ベルト交換のような修理も無料または一部負担で対応してくれる可能性があります。
確認すべきポイント:
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保証書と購入日付のレシートを保管しているか
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購入店舗に問い合わせたか
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メーカーのカスタマーサポートに症状を伝えたか
もし保証が残っている場合は、必ず先にメーカーへ相談しましょう。自己判断で分解すると保証が無効になるので要注意です。
中古パーツは使っても大丈夫?
ネット上には中古の洗濯機用ベルトやパーツが出回っていますが、使用は慎重に判断しましょう。中古品はすでに劣化が進んでいる可能性があり、取り付けてもすぐ切れるなどのリスクがあります。
また、非純正の部品を使うことで故障や異音が発生することもあり、結果的に修理費が余計にかかるケースもあります。
基本的には純正品の新品を使うのが安全です。部品代は数百円の差なので、安心を買うという意味でも中古や非純正は避けた方が無難です。
修理対応が早い業者の探し方
「洗濯機が壊れた!でも今日洗濯しなきゃ…」というとき、修理対応の早さはとても重要です。
対応が早い業者を探すコツは以下の通り:
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「即日対応」「当日修理」の記載があるか
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エリア内に拠点があるか(出張が早い)
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電話受付が土日も対応しているか
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ネット予約が可能か(チャットやLINE対応も◎)
また、「口コミ評価が高い」「明朗会計」「アフターサービスあり」などの条件も加えて探すと、信頼できる業者に出会いやすくなります。
Googleマップや口コミサイト、比較ポータル(くらしのマーケット・ミツモアなど)も活用して、自分の地域で評価の高い業者を調べてみましょう。
まとめ
洗濯機のベルト交換は、比較的安価で済む修理ですが、機種や状況によって費用に大きな差が出ます。
| 方法 | 費用の目安 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 自分で交換 | 約300〜2,000円(部品代) | 安く済む/達成感 | 工具・技術が必要/保証無効 |
| 業者に依頼 | 約8,000〜18,000円(相場) | 安心/プロの技術 | コストがかかる/業者選びが大事 |
| 買い替え | 約40,000円〜 | 長期的にはお得/高機能 | 初期コストが大きい |
まずは洗濯機の型番と購入日を確認し、保証があるか、修理すべきか、買い替えるべきかを冷静に判断しましょう。

