ドコモの家族割を受けていると、ahamoに変えるのが本当にお得なのか迷いますよね。
元ショップ店員として数え切れないほどの料金シミュレーションをしてきた私が、結論をズバリお伝えします。
3人以上の家族なら、割引の組み合わせ次第でドコモに残った方が安くなるケースも意外と多いのです。
ahamoとドコモ家族割(eximo)の根本的な違いを知る
「みんなドコモ割」の仕組みとahamoの立ち位置
ドコモのメインプラン(eximoなど)には、家族の回線数に応じて月額料金を割り引く「みんなドコモ割」が存在します。
3回線以上であれば、1人あたり1,100円もの割引が適用されるため、家族全員の通信費を大きく押し下げる効果があります。
一方、ahamoはこの「みんなドコモ割」の割引対象外です。ただし、家族回線のカウント対象には含まれるという、少し特殊な仕組みになっています。
つまり、自分がahamoに移っても、ドコモに残った家族の割引額が減ることはありません。この点は、元店員の私から見てもドコモの良心的な設計だと感じます。
セット割が効くかどうかが最大の分岐点
ドコモを継続する場合、家族割だけでなく「ドコモ光セット割」や「home 5G セット割」も考慮しなければなりません。
これらのセット割は、eximoなら1回線につき最大1,100円の割引が永続的に続きます。
ahamoにはセット割が存在しないため、ネット回線とのセット利用を前提とすると、ドコモとの価格差は一気に縮まります。
ショップでの商談中、この「セット割」の有無を確認し忘れてahamoへ誘導してしまい、後から苦情になるケースも見てきました。自分の家のネット環境は必ず事前に確認してください。
3人以上の家族における損益分岐点を徹底シミュレーション
家族3人がeximo(無制限)を利用する場合
家族3人全員がeximoでデータを無制限に使っている場合、割引フル適用後の料金は1人あたり4,928円(税込)となります。
これに対してahamoは30GBで2,970円、100GBの大盛りでも4,950円です。
データ量をあまり使わない月があるなら、段階制のeximoの方が安くなる可能性はありますが、基本的にはahamoの方が個別の料金は安く済みます。
しかし、ここで注意が必要なのが「dカードお支払割」などの細かな条件です。これらを無視して合計額だけで判断すると、思わぬ出費に繋がります。
3人家族で1人がahamoに抜ける時の影響
3人家族のうち1人がahamoに変えたとしても、残りの2人は「3回線以上」の割引率を維持できます。ahamoはカウント対象に含まれるからです。
そのため、1人がahamoに移ることで、家族全体の合計支払額は確実に下がります。これは「3人以上」という条件が維持される限り、非常に強力な節約術となります。
店員時代、私は「まずは一人だけahamoにして様子を見る」という提案をよくしていました。家族全員で一気に変えるリスクを避けられるからです。
元ショップ店員が教える「ahamoに変えて後悔する人」の共通点
店頭サポートが有料になる心理的ハードル
ahamoはオンライン専用プランのため、ドコモショップでのサポートは原則有料(3,300円)です。
しかも「操作を代行してくれる」わけではなく、あくまで「操作のアドバイスをくれる」だけです。
これまでショップの無料サポートを頻繁に利用していた方は、この点に大きなストレスを感じるでしょう。
実際、ahamoに変えた後に「やっぱり分からないから戻したい」と泣きつかれるお客様を何度も見てきました。自分でググって解決できないタイプの方は、ドコモに留まるのが賢明です。
キャリアメールと留守番電話の落とし穴
ahamoではキャリアメール(@docomo.ne.jp)が標準では使えません。
月額330円を払えば持ち運び可能ですが、そこまでして維持する価値があるかは疑問です。
また、意外と盲点なのが「留守番電話サービス」が使えないことです。仕事で電話を多用する方にとって、これは致命的な欠点になりかねません。
「安いから」という理由だけで飛びつくと、こうした細かい機能の欠如で後悔することになります。自分の通話スタイルを一度冷静に見つめ直してください。
あなたが選ぶべきはどっち?最終チェックリスト
ahamoが圧倒的にお得になる人の条件
1人で契約している、あるいは家族が2人以下の方は、文句なしでahamoの方が安くなります。
家族割の恩恵が薄いため、基本料金そのものが安いahamoの圧勝です。
また、毎月のデータ利用量が20GB〜30GB程度で安定している人もahamo向きです。
eximoは使わない月でも最低限の料金がかかるため、固定料金のahamoの方が管理が楽になります。最新のスマホを自分でオンライン購入し、SIMの差し替えも苦にならないなら、ahamoを選ばない理由はありません。
ドコモ(家族割)を維持したほうが良い人の条件
家族3人以上で「ドコモ光」を契約しており、かつ家族間通話を頻繁に利用するならドコモ一択です。
ahamoは家族への電話も「5分無料」の枠を使い切ると有料になります。
また、データ通信を1GB未満に抑える月がある高齢のご両親などがいる場合、無理にahamoにする必要はありません。
ドコモの低容量向けプラン「irumo」を検討する方が、家族全体のコストは下がります。「何かあった時にショップへ駆け込める安心感」に月額数千円を払えるかどうかが、判断の最終ラインです。
よくある質問(FAQ)
ahamoにすると家族間通話はどうなりますか?
ドコモからahamoへの通話は無料ですが、ahamoからドコモへの通話は無料になりません(5分以内の定額対象のみ)。
家族で長電話をする習慣があるなら、ahamo側は「かけ放題オプション」の検討が必要です。
ahamoに変えた後でもドコモに戻せますか?
可能です。ただし、事務手数料が発生する場合があるほか、以前使っていた古いプラン(シェアパック等)には戻れないため注意してください。
基本的には最新のeximo等への移行となります。
家族3人で1人だけahamoにするメリットは?
残された家族の割引額を減らさずに、自分の料金だけを下げられるのが最大のメリットです。
家族全員の同意を得る必要がないため、最も手軽にできる通信費節約術といえます。
まとめ:3人以上なら「役割分担」が正解
個別のニーズに合わせて賢く選択を
結論として、3人以上の家族であれば「全員ahamo」にする必要はありません。
よく使う人だけがahamo、あまり使わない人はirumo、安心が欲しい人はeximoと、役割を分けるのが今の時代の賢い契約です。
元店員の視点で見ても、全員を一つのプランに縛る時代は終わりました。家族全体のカウントを維持しつつ、個々のライフスタイルに合わせたプラン選択を行ってください。
まずはデータ使用量の確認から始めよう
まずはマイページから、現在の自分のデータ使用量をチェックすることから始めましょう。
それが、無駄な支出を削る第一歩になります。
今の生活に最適なプランを、冷静に判断してみてください。

