乾燥野菜は栄養たっぷり!作り方と美味しい調理法

ダンチュウ

乾燥野菜って色んな使い方があるんですね、自分はよく知らずにいまして、知って食べて時には「こんなに美味しいんだ」って驚きました。そして、乾燥野菜は、いざって時にも使えるんです。そんな乾燥野菜を作って実際に食べてみて下さい。驚きますよ。

乾燥野菜の作り方

乾燥野菜を作る方法はいくつかありますが、一般的には以下のようになります。

必要な材料と道具

新鮮な野菜(葉物、根菜類、キノコなど)
ナイフやピーラー(皮をむくため)
まな板
オーブン、または乾燥機
クッキングシート(オーブン使用時)
保存容器(ジップロックなど)

野菜の下処理

野菜の選定と洗浄

まず、新鮮で傷のない野菜を選びます。野菜をよく洗い、汚れや農薬を落とします。

カット

乾燥させやすくするため、野菜を均一の厚さにスライスまたはカットします。葉物はそのままでもよいですが、乾燥時間を短縮するために小さく切ることができます。

乾燥方法

オーブンを使用する場合
オーブンを低温(50~70℃程度)に設定します。
クッキングシートにカットした野菜を一枚ずつ並べ、野菜同士が重ならないようにします。
オーブンの中で数時間乾燥させます。乾燥時間は野菜の種類やカットの厚さによって異なります。定期的にチェックし、完全に乾燥していることを確認します。
乾燥機を使用する場合
乾燥機の指示に従って、野菜をトレイに並べます。
指定された温度と時間で乾燥させます。こちらも、乾燥状態を定期的にチェックしましょう。

保存

乾燥した野菜は、空気が入らないように密封された容器やジップロックバッグに入れ、直射日光を避けた冷暗所で保存します。正しく保存すれば、長期間風味と栄養を保つことができます。

注意点

乾燥させる際には野菜が完全に乾燥していることを確認してください。半乾きの状態だとカビが生える原因になります。
乾燥時間は野菜の種類やカットのサイズにより異なりますので、最初は小分けにして試しながら最適な乾燥時間を見つけましょう。

どんな野菜が乾物に向いているのか

乾物に向いている野菜は、その風味や栄養価が乾燥によって良好に保たれるものです。乾燥することで甘みが凝縮されたり、保存性が高まったりする野菜が特に適しています。以下は乾物に向いている野菜の例です。

根菜類

人参

乾燥すると甘みが増し、スープや煮込み料理に適しています。

大根

切り干し大根としてよく知られ、煮物やサラダに使われます。

じゃがいも

薄くスライスして乾燥させると、スナックやポテトチップスの代わりになります。

さつまいも

甘みが増し、健康的なスナックや料理の材料として使用できます。

葉物野菜

ほうれん草

乾燥させてからスープや炒め物に加えると、栄養価を手軽にアップできます。

ケール

栄養価が高い上に、乾燥させるとカリカリのスナックとして楽しめます。

キノコ類

しいたけ

乾燥することで旨味が増し、様々な料理に深みを加えます。

まいたけ

乾燥させると風味が増し、スープや和食料理に適しています。

その他

トマト

乾燥させると甘みと酸味が凝縮され、サンドライトマトとしてパスタやサラダに使えます。

パプリカ、ピーマン

スライスして乾燥させると、色鮮やかなスープの具や炒め物のアクセントになります。

とうもろこし

甘みが強くなり、ポップコーンのようなスナックやサラダのトッピングとして使用できます。

これらの野菜は乾燥によって風味が濃縮され、長期保存が可能になるため、非常に便利です。ただし、野菜によっては乾燥前にブランチング(熱湯で軽く茹でること)が必要な場合があるので、野菜の種類に応じた下処理を行ってください。

乾物野菜の調理法は?

乾物野菜はそのままでも、戻してからでも、多様な料理に利用することができます。乾燥によって旨味が凝縮され、保存性が高まるため、様々な調理法で美味しくいただけます。以下に、いくつかの基本的な調理法を紹介します。

戻し方
水で戻す

ぬるま湯または水に浸して、数時間かけてゆっくりと戻します。冷蔵庫で一晩置くと、ゆっくり均一に戻せます。

熱湯で戻す

急ぎの場合は熱湯を使うと、早く戻すことができます。熱湯に浸した後、柔らかくなるまで数分間放置します。ただし、熱湯で戻すと一部の栄養素が流出することがあります。

調理法

スープや煮物

乾燥野菜はスープや煮物にそのまま加えることができます。乾燥したまま加えると、調理中に水分を吸って戻り、旨味を料理に移します。特に乾燥キノコや切り干し大根は、煮込むことで素晴らしい風味を出します。

サラダ

一部の乾燥野菜は、水またはぬるま湯で戻した後、サラダに加えることができます。特に乾燥トマトは、オリーブオイルと合わせてメディテラニアンスタイルのサラダにぴったりです。

スナック

乾燥野菜の中には、そのままスナックとして食べられるものもあります。乾燥キノコや野菜チップスは、そのままでもおいしいですし、少しオーブンで温めるとより香ばしさが増します。

炒め物

戻した乾燥野菜は、新鮮な野菜と同様に炒め物に加えることができます。戻した野菜は、オイルと一緒に炒めると、旨味が引き立ちます。

パスタ・リゾット

乾燥トマトやキノコは、パスタやリゾットに深みと風味を加えます。水で戻した後、煮込み料理に加えると、素材の味がより一層引き立ちます。

注意点

乾物野菜は戻すときに水分を大量に吸収します。そのため、料理に加える際は量を調節してください。
乾物野菜をそのまま加える場合、料理に十分な水分があることを確認してください。さもないと、料理が予想よりも乾燥してしまう可能性があります。
乾物野菜は非常に便利で、一年中手軽に様々な料理に使用することができます。戻し方や調理法をマスターすれば、日々の食卓に彩りと栄養を加えることができるでしょう。

乾物野菜はどのくらいの期間保存出来るのか?

乾物野菜の保存期間は、野菜の種類、乾燥の度合い、保存方法によって大きく異なりますが、一般的には適切に保存した場合、数ヶ月から1年以上持つことがあります。最適な保存条件を整えることで、品質を長持ちさせることができます。

保存方法

乾燥状態の維持

乾物野菜は湿気を吸収しやすいため、乾燥した状態を保つことが重要です。湿気を避けるために、密封可能な容器やジップロックバッグに入れて保存します。

冷暗所での保存

直射日光や高温を避け、冷暗所に保存することで品質を保つことができます。キッチンの棚や冷蔵庫が適しています。

酸素吸収剤の利用

保存容器内に酸素吸収剤を入れることで、酸化を防ぎ、品質を保つことができます。

保存期間の目安

乾燥キノコ

冷暗所で約1年

切り干し大根

冷暗所で6ヶ月から1年

乾燥トマト

オイルに漬けて冷暗所で数ヶ月、乾燥状態で約1年

乾燥ハーブ

密封して冷暗所で1年以上。

乾燥果物

冷暗所で6ヶ月から1年。

注意点

カビや悪臭

保存中にカビが生えたり、不快な臭いがする場合は、品質が劣化している可能性があります。このような場合は食べないでください。

見た目と風味の変化

乾物野菜は時間が経つと徐々に色や風味が落ちることがあります。使用する前には、見た目やにおいを確認し、品質を判断してください。

乾物野菜は適切に保存すれば、非常に便利な保存食となります。ただし、定期的に保存状態をチェックし、早めに消費することをお勧めします。

 

乾燥野菜で作る和食のレシピ

乾燥野菜を使った和食レシピとして、「乾燥野菜の炊き込みご飯」と「乾燥野菜の味噌汁」を紹介します。これらのレシピは、乾燥野菜の旨味を存分に引き出し、手軽に美味しい和食を楽しむことができます。

乾燥野菜の炊き込みご飯

材料(4人分)
米 2合
乾燥しいたけ 4枚
乾燥人参 スライス少々
乾燥ゴボウ 少々
鶏肉(もも肉または胸肉) 100g
醤油 大さじ2
みりん 大さじ1
酒 大さじ1
塩 小さじ1
出汁(または水) 400ml

下準備

乾燥しいたけは水で戻し、戻し汁は炊き込みご飯の出汁として使用します。戻したしいたけは薄切りにします。
鶏肉は一口大に切ります。

作り方

米は炊飯器の内釜に入れ、通常通り水を加えて洗米します。その後、水気を切ります。
出汁(または水)を内釜に加え、醤油、みりん、酒、塩を入れてよく混ぜます。
戻した乾燥野菜と鶏肉を加え、炊飯器の普通モードで炊きます。
炊き上がったら、全体を軽く混ぜてから盛り付けます。

乾燥野菜の味噌汁

材料(4人分)
乾燥わかめ 小さじ2
乾燥ねぎ 少々
乾燥大根葉 少々
味噌 大さじ3
出汁 600ml

作り方

出汁を鍋に入れて中火にかけ、沸騰直前で火を弱めます。
乾燥わかめ、乾燥ねぎ、乾燥大根葉を加え、軽く戻しながら数分間煮ます。
火を止め、味噌を溶き入れます。味噌は直接鍋に入れずに、少量の出汁で溶いてから加えるとダマになりにくいです。
味を調え、温まったら器に注いで完成です。
これらのレシピは、乾燥野菜の旨味を生かしながら、手軽に本格的な和食を楽しむことができるのでおすすめです。乾燥野菜は事前に戻す必要がありますが、炊き込みご飯のようにそのまま加えて調理することもできます。乾燥野菜は保存性が高く、常備しておくと便利な食材です。

乾燥野菜で作る洋食

乾燥野菜を活用した洋食レシピは多岐に渡り、乾燥野菜の持つ濃厚な風味や便利さを生かした料理を楽しむことができます。ここでは、「乾燥野菜を使ったミネストローネ」と「乾燥トマトとベーコンのパスタ」の2つのレシピを紹介します。

乾燥野菜を使ったミネストローネ

材料(4人分)
乾燥キャベツ 1/4カップ
乾燥にんじん スライス1/4カップ
乾燥玉ねぎ 1/4カップ
乾燥トマト 1/4カップ
缶詰トマト 400g
オリーブオイル 大さじ2
ベーコン 50g(カット)
にんにく 1片(みじん切り)
水 800ml
チキンブイヨン 1個
塩、こしょう 適量
ショートパスタ 100g
パルメザンチーズ(おろしたもの) 適量

作り方

乾燥野菜は事前に水で戻しておきます。
鍋にオリーブオイルを熱し、みじん切りにしたにんにくとカットしたベーコンを炒めます。
香りが立ってきたら、戻した乾燥野菜と缶詰トマトを加え、さらに炒め合わせます。
水を加えて沸騰させ、チキンブイヨンを溶かし込みます。
塩、こしょうで味を調え、ショートパスタを加えてアルデンテになるまで煮ます。
器に盛り付け、パルメザンチーズを上からかけて完成です。

乾燥トマトとベーコンのパスタ

材料(2人分)
乾燥トマト 50g
ベーコン 100g(カット)
パスタ 200g
オリーブオイル 大さじ2
にんにく 1片(みじん切り)
塩、こしょう 適量
パルメザンチーズ(おろしたもの) 適量
バジル 適量(生または乾燥)

作り方

乾燥トマトを水で戻し、適宜サイズにカットします。
パスタを塩水でアルデンテに茹で上げ、茹で汁を少し取っておきます。
フライパンにオリーブオイルとみじん切りにんにくを入れ、弱火で香りを出します。
ベーコンを加え、カリカリになるまで中火で炒めます。
戻した乾燥トマトを加え、さらに炒め合わせます。
茹で上がったパスタと茹で汁少々を加え、全体を絡めます。
塩、こしょうで味を調え、お皿に盛り付けます。
仕上げにパルメザンチーズをふりかけ、バジルを散らして完成

このパスタは、乾燥トマトの濃厚な風味とベーコンの塩味が絶妙にマッチします。乾燥トマトを使うことで、トマトの風味が一年中楽しめ、手軽に本格的な味わいを作り出すことができます。バジルの香りがさらに料理を引き立てます。

コツ・ポイント

乾燥トマトは戻し汁も風味が豊かなので、パスタの茹で汁と合わせてソースに深みを加えることができます。
パスタはアルデンテに茹でることで、食感の良さを保ちます。茹で上がりのタイミングはパッケージの指示にも注意してください。
パルメザンチーズは仕上げにたっぷりとかけることで、濃厚な風味とまろやかさをプラスします。
乾燥野菜を使った洋食レシピは、乾燥野菜特有の濃縮された旨味を活かしながら、日常の食卓に変化と彩りをもたらします。乾燥野菜を上手に使うことで、手軽に美味しい料理を作ることができ、食材の無駄も減らすことができます。これらのレシピを参考に、さまざまな乾燥野菜を使った料理に挑戦してみてください。

まとめ

この記事では、乾燥野菜を使用した和食と洋食のレシピについて紹介しました。まず、乾燥野菜の炊き込みご飯と乾燥野菜の味噌汁の作り方を解説し、その後、ミネストローネと乾燥トマトとベーコンのパスタのレシピを提案しました。これらのレシピでは、乾燥野菜の濃厚な風味を活かし、手軽に美味しい料理を作ることができる点を強調しています。

乾燥野菜は保存性が高く、風味が濃縮されているため、少量で深い味わいを料理に加えることができます。また、事前の準備として乾燥野菜を戻す方法や、そのまま料理に使用する際のコツも紹介しました。さらに、乾燥野菜を使った料理は、年間を通じて多様な野菜の風味を楽しむことができ、食卓に彩りと栄養をもたらすという利点があります。

この記事を通して、乾燥野菜を上手に使った和食と洋食のレシピをマスターし、日々の食生活にバリエーションを加えることができるようになることを目指しました。乾燥野菜は非常に便利な食材であり、食材の無駄を減らしながら、美味しく栄養豊かな料理を作るための鍵となります。

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