冷蔵庫の製氷機には、水を浄化するフィルターがついていますが、実はこのフィルターにカビが生えることがあります。私も最近までこの事実に気付かず、知らなかった人も多いのではないでしょうか。
使っているうちにフィルターにカビが生えてしまい、それがついた氷を使っていると考えると、ショックを受けるとともに不快に感じますよね。
しかし、調べてみると製氷機フィルターは定期的に掃除したり、交換したりすることができることが分かりました。フィルターの掃除や交換、またコストを抑えた入手方法について知りたいと思いませんか?調べました・・・・キレイな氷じゃないとねぇ
なぜ製氷機フィルターにカビが?
今回は、フィルターの掃除方法や交換方法、そしてコストを抑えてフィルターを手に入れる方法についても調査してみました。これにより、いつも清潔でおいしい氷を楽しむことができますように。
では、なぜ製氷機フィルターにカビが生えるのでしょうか?冷蔵庫内は低温なのでカビが生えにくいと思われがちですが、実はカビが発生しやすい条件が揃っているんです。
カビが発生しやすい条件
温度範囲は0~45度
湿度は約60%
汚れや食品残渣が栄養源になる
カビは空気中に常に存在し、冷蔵庫の開閉によって内部に入り込みます。冷蔵庫内は完全に低温ではなく、カビの繁殖に適した温度が保たれていることがあります。
カビが繁殖する原因は、食材からのカビ胞子の散布、食材からの水分による湿度の上昇、肉や魚からの水分や調味料の液体が栄養源になること、そして冷蔵庫の開閉による温度の変化などが挙げられます。フィルターが水に直接触れる部分であるため、湿度が高く、水アカなどの汚れもカビの栄養源になり得ます。
氷を作る水にも注意!
製氷機で使用する水にも注意が必要です。一般的には水道水が使われますが、「ミネラルウォーター」や「浄水器で処理した水」はカビが生えやすい環境を作り出すことがあります。これらは塩素消毒されていないため、カビが繁殖しやすく、ミネラルが豊富なため栄養源になりやすいのです。
健康や味にこだわる場合は、定期的な清掃をお勧めします。適切なメンテナンスを行えば、どんな水を使用しても安心して美味しい氷を作ることができます。
製氷機の冬季対策
最近では季節関係なく、寒くなる季節でも料理や飲み物などで、氷を結構使う機会が多くなってるのではないでしょうか?この記事では寒い冬場ではあまり氷を使わない、を前提で作成しています。冬場のように氷を使わない期間は、製氷機の電源を切り、給水タンクを空にしておくことが大切です。この簡単な手順だけで、フィルターにカビが生えるのを防げます。フィルターを水が通ると汚れが蓄積しやすくなり、給水タンクの中のヌメリがカビのエサになりかねません。給水タンクに水を残さないことで、カビのリスクを下げるとともに、電気代の節約にもなります。
製氷機フィルターの清掃方法
かつては、製氷機フィルターを掃除する必要性に気づかずにいました。給水タンクは定期的に清掃していたものの、フィルター自体には手をかけたことがありませんでした。しかし、調査を重ねるうちに、製氷機フィルターのメンテナンスがいかに重要かを理解しました。購入してから数年が経過した今、フィルターを確認するのが少し怖いですが、清掃する絶好の機会です。ここでは、フィルターを清掃する方法をご紹介します。
定期的な水洗い
可能であれば、化学薬品を使用せず、週に1回のペースでフィルターを水で洗い流すことをおすすめします。フィルターが損傷しないよう、たわしは使用せずに、流水で優しく洗いましょう。不織布製のフィルターの場合は、水に濡らしながら優しくもむことで汚れを落とせます。給水タンクやその他の部品も同時に清掃し、フィルターを常に清潔に保ちましょう。
クエン酸を使用したカビ防止
カビの予防にはクエン酸の使用が効果的です。クエン酸は安全でありながらフィルターや給水タンクの汚れを取り除くことができます。クエン酸と水を混ぜて給水タンクに入れ、いつものように製氷することで、製氷機全体をきれいにできます。クエン酸を使用する際に必要なものは以下のとおりです。
クエン酸:大さじ1
水:300ml
着色料:少量
クエン酸と水を混ぜ、着色料を加えてから製氷機で氷を作ります。着色された氷がなくなるまでこのプロセスを繰り返し、最後に水道水で洗い流します。市販されているクエン酸ベースの洗剤も同じ効果が期待できますので、使用してみるのも一つの方法です。
製氷機フィルターを100円ショップで探せるかどうか、気になって調べてみました。もし100円ショップで手軽に製氷機のフィルターを購入できるなら、定期的に交換するのも楽になりますよね。
しかし、残念ながら100円ショップで製氷機フィルターを見つけることはできませんでした。製氷機の種類やモデルによる違いがあるため、一般的な解決策としては難しいようです。結局、製造元の家電メーカーから純正品を購入する必要があるという結論に至りました。
純正品と聞くと価格が心配になるかもしれませんが、いくつかの家電メーカーの製氷機フィルターの価格を調べてみたところ、想像よりも手頃な価格帯であることがわかりました。
家電メーカーの製氷機フィルターの価格を比較
東芝:約500~1300円
日立:約1700円
パナソニック:約500円
三菱:約1400円
シャープ:約1000円
価格はメーカーによって異なりますが、手が出しやすい範囲です。製氷機フィルターの交換を考えている方は、インターネットや家電量販店で適切な製品を見つけてみてください。
製氷機フィルターの交換は、使用状況にもよりますが、一般的には3年ごとが目安です。3年以上同じフィルターを使っていると、カビや汚れが溜まってしまうことが多いので、新しいものに交換することをお勧めします。特に掃除を怠っていた場合は、フィルターの状態が悪くなっている可能性があります。交換は清潔な氷を確保するための重要なメンテナンスです。交換方法については、製品の取扱説明書やメーカーのウェブサイトを確認してください。
まとめ
製氷機フィルターにはカビが生えるリスクがあり、100円ショップでの購入は難しいですが、純正品は意外とリーズナブルな価格で手に入ります。約3年ごとの交換が推奨されています。この調査を通じて、製氷機フィルターの重要性を再確認しました。定期的な清掃と交換を心がければ、常に清潔で美味しい氷を楽しむことができます。製氷機のメンテナンスを怠らないようにしましょう。やっぱり氷にカビだと好きな飲み物にも使えなくなってしまいますよね。まめにではないにしても適度なメンテナンスは必要ですね。