真鯛は旬に食べると尚一層美味しいです

サカナ

真鯛の旬は春なんです。この時期の真鯛が本当に美味しいんです。

この時期は釣り人には乗っ込みと言われてる真鯛の産卵の時期なんです。

ですから白身に脂が少々合って実に美味しいんです。

この時期の真鯛は他の時より味が違いますので旬の時期に是非食べてみてください。

いくつかレシピを紹介いたします。

春に旬の真鯛のお勧めのレシピ

春に旬を迎える真鯛を使った料理方法として、いくつかお勧めがあります。春は新鮮な食材を活かした料理が特に美味しく感じられますね。

塩焼き

真鯛の塩焼きは、鯛の風味を存分に楽しめるシンプルな調理法です。以下に、塩焼きの手順を詳しく説明します。

材料(2人分)

  • 真鯛:1匹(約400〜600グラムが適量)
  • 塩:適量(魚の表面がしっかり覆われるくらい)
  • レモン:1個
  • 大根おろし:適量(お好みで)
  • 青じそ:数枚(お好みで)

手順

  1. 鯛の下処理
    • 鯛は内臓を取り除き、表面と内部をよく洗います。
    • 水気を拭き取った後、両面に軽く切り込みを入れることで火が通りやすくなります。
  2. 塩をまぶす
    • 鯛全体に塩をたっぷりとまぶします。これにより、魚の旨味が逃げずにジューシーさを保ちます。
    • 塩をまぶした後、少し時間を置くとより味がなじみます(15分程度が目安)。
  3. 焼く
    • オーブン、グリル、または炭火で均等に焼きます。オーブンの場合は200度で約20分が目安です。グリルや炭火の場合は、魚の大きさに応じて焼き時間を調整してください。
    • 焼き始めは強火で皮をパリッとさせ、その後は中火でじっくりと焼き上げると良いでしょう。
  4. 盛り付け▷
    • 焼き上がった鯛を皿に移し、レモンを添えます。お好みで大根おろしや青じそを添えると、さっぱりとした味わいで食べやすくなります。

提供の際のポイント

  • 焼き立てを提供することで、香ばしさとジューシーさを最大限に楽しめます。
  • レモンを絞って鯛にかけると、味に爽やかさが加わります。

これで、春の食卓にぴったりな真鯛の塩焼きが楽しめます。シンプルながらも豊かな味わいを堪能してくださいね。

煮付け

真鯛の煮付けは、鯛の旨味をギュッと閉じ込めた日本の伝統的な料理です。甘辛いタレで煮ることで、鯛の柔らかさと深い味わいが引き立ちます。こちらのレシピをご紹介します。

材料(2人分)

  • 真鯛:2切れ(各100〜150グラム)
  • 酒:50ml
  • みりん:50ml
  • 醤油:50ml
  • 砂糖:大さじ1
  • 水:200ml
  • 生姜:1片(薄切り)
  • 長ねぎ:1本(斜め切り)

手順

  1. 鯛の下処理
    • 鯛は内臓を取り除き、丁寧に洗った後、水気を拭き取ります。魚の身が煮崩れるのを防ぐために、表面に軽く小麦粉を振っても良いです。
  2. 煮汁の準備
    • 鍋に酒、みりん、醤油、砂糖、水を入れてよく混ぜ、生姜と長ねぎを加えて火にかけます。
    • 煮汁が沸騰したら、アクを丁寧に取り除きます。
  3. 鯛を煮る
    • 鯛の切り身を鍋に入れ、一度煮立たせた後、中火にしてふたをします。この際、落とし蓋をすると、魚が均等に煮えて良いです。
    • 約10分から15分程度、鯛が柔らかくなるまで煮ます。途中、煮汁を魚にかけることで、味が均等に染み込みます。
  4. 盛り付け
    • 鯛を器に盛り付け、上から煮汁をかけて完成です。煮汁に浸しながら食べると、より一層味わい深くなります。

提供の際のポイント

  • 煮込む時間は鯛の大きさによって調整してください。大きめの鯛は少し長めに煮ると良いでしょう。
  • 仕上げに柚子や大葉をトッピングすると、香りが加わり、さっぱりとした印象になります。

この真鯛の煮付けは、ご家庭での食事だけでなく、おもてなし料理としても非常に喜ばれます。ぜひ、春の旬の真鯛を使って、この豪華で伝統的な料理をお楽しみください。

昆布締め

昆布締めは、魚の旨味と昆布のミネラルが絶妙に絡み合う、上品で繊細な味わいの日本料理です。特に真鯛の昆布締めは、冷菜としても大変人気があります。ここでは、真鯛を使用した昆布締めの作り方を詳しく説明します。

材料

  • 真鯛の刺身用フィレ:200g
  • 食用昆布:1枚(真鯛を包める大きさ)
  • 酒:少々(昆布を柔らかくするため)

手順

  1. 昆布の下準備
    • 昆布を使う前に、表面の白い粉(うま味成分)を軽く拭き取りますが、洗いすぎないよう注意してください。
    • 昆布が硬い場合は、少量の酒を布巾に含ませて軽く拭くことで柔らかくなります。
  2. 鯛の準備
    • 真鯛のフィレは皮を取り、刺身用に薄切りにします。切り方は、なるべく均一な厚さになるように心掛けましょう。
  3. 昆布締めの準備
    • 切った昆布の一部に真鯛を一枚ずつ丁寧に並べます。
    • 昆布で鯛の切り身を完全に覆い、さらにもう一枚の昆布で上から挟みます。
  4. 冷蔵で熟成
    • 昆布に包まれた鯛を平らな皿にのせ、冷蔵庫で約12時間から24時間ほど置きます。
    • この時間が鯛に昆布の旨味をしっかりと移す鍵となります。
  5. 完成と盛り付け
    • 昆布を取り除いた後、真鯛は薄くスライスまたはそのままで盛り付けます。
    • お好みで少量の醤油やポン酢を添えても良いですし、薬味としてミョウガや大葉を加えると風味が増します。

提供の際のポイント

  • 昆布締めは、昆布の質にも大きく左右されますので、できるだけ良質な昆布を選んでください。
  • 真鯛の他にも、ヒラメやサーモンなど、さまざまな魚で昆布締めを楽しむことができます。

昆布締めは、その繊細な味わいで特別な日の前菜や、おもてなしの料理としても非常におすすめです。シンプルながらも深い味わいをお楽しみいただけます。

アクアパッツァ

アクアパッツァは、イタリア料理の一つで、「漁師の水煮」とも呼ばれるシンプルながら風味豊かな魚の煮込み料理です。鯛を使うと、その上品な味わいがトマトベースのソースと非常に良く合います。ここでは、真鯛を使ったアクアパッツァの作り方を紹介します。

材料(2人分)

  • 真鯛:2切れ(各150〜200グラム)
  • オリーブオイル:大さじ3
  • にんにく:2片(スライス)
  • 赤唐辛子:1本(種を取り除き、細かく刻む)
  • 塩:少々
  • 黒胡椒:少々
  • 白ワイン:100ml
  • トマト:2個(中サイズ、ざく切り)
  • パセリ:少量(みじん切り)
  • 水または魚介類の出汁:200ml

手順

  1. 鯛の下処理
    • 鯛は内臓を取り除き、洗って水気を拭き取ります。軽く塩と黒胡椒で味を調えます。
  2. ソースの準備
    • フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくと赤唐辛子を入れて香りが出るまで炒めます。
    • トマトを加え、少し煮込んでトマトが崩れ始めるまで中火で調理します。
  3. 鯛を煮る
    • 鯛の切り身をフライパンに加え、両面を軽く焼きます。
    • 白ワインを加え、アルコールが飛ぶまで煮詰めた後、水または魚介類の出汁を加えます。
    • 蓋をして、弱火〜中火で10分ほど煮ます。
  4. 仕上げと盛り付け
    • 鯛の煮込みが終わったら、塩と黒胡椒で味を調整します。
    • 火を止める直前にみじん切りにしたパセリを加えます。
    • 煮汁と一緒に皿に盛り付けて、完成です。

提供の際のポイント

  • アクアパッツァは煮込むことで味がなじむため、少し時間を置いてから食べるとより一層美味しくなります。
  • サイドにはシンプルなバゲットやフォカッチャを添えると、ソースを美味しく楽しめます。

このアクアパッツァは、鯛の豊かな味わいとトマトの酸味がマッチして、とても味わい深い料理になります。おもてなし料理としても、普段の食事としてもおすすめです。

 

あら汁

材料(4人分)

  • 真鯛のあら(頭や骨など):500g
  • 味噌:大さじ3〜4(お好みで調整)
  • だし汁:800ml(昆布と鰹節でとったものがおすすめ)
  • 長ねぎ:1本(小口切り)
  • 豆腐:1丁(1cm角に切る)
  • 大根:100g(皮をむいて薄切り)
  • 人参:1本(薄切り)
  • しいたけ:2〜3個(薄切り)
  • みつばや青ねぎ:適量(飾り用)

手順

  1. 魚のあらの下処理
    • 真鯛のあらは血合いや内臓が残っていないか確認し、冷水でよく洗います。特に血合いは苦味の原因になるので丁寧に取り除きます。
  2. だしをとる
    • 鍋に水を入れ、昆布を入れて弱火で温めます。水が温まったら昆布を取り出し、鰹節を加えて一煮立ちさせた後、鰹節を取り出します。
  3. 具材を煮る
    • だし汁に真鯛のあらを加えて中火にかけ、沸騰したらアクを丁寧に取り除きます。
    • 大根、人参、しいたけを加え、それらが柔らかくなるまで煮ます。
  4. 味噌を溶かす
    • 別の小鍋に少量のだし汁を取り、火にかけて温めたら味噌を溶かし入れます。この方法で味噌を溶かすことで、味噌がダマになるのを防げます。
    • 溶かした味噌を本鍋に戻し入れ、再び温めますが、沸騰させないよう注意します。
  5. 豆腐の追加と仕上げ
    • 豆腐を加えて軽く煮てから、火を止めます。
    • 最後にみつばや青ねぎを散らして完成です。

提供の際のポイント

  • あら汁は味噌の量や種類によって味わいが大きく変わるので、お好みに合わせて調整してください。
  • 真鯛のほかにも、鮭や鯖など他の魚のあらを使っても美味しいあら汁ができます。

このあら汁のレシピは、寒い日に体を温めるのに最適で、家庭での食事にぴったりです。栄養豊富で、魚の美味しさを余すことなく楽しめる一品です。

鯛めし

鯛めしは、真鯛を使った日本の伝統的な炊き込みご飯で、その豊かな風味と華やかな見た目でお祝い事にもよく使われます。ここでは、炊飯器を使った簡単で美味しい鯛めしの作り方を紹介します。

材料(4人分)

  • 真鯛:1匹(約400g〜500g)※三枚におろしたものを使用
  • 米:2合
  • 醤油:大さじ2
  • 酒:大さじ2
  • 塩:小さじ1
  • 生姜:1片(みじん切り)
  • 水:適量(炊飯器の目盛りに合わせる)
  • みりん:大さじ1
  • 三つ葉や刻み海苔:適量(トッピング用)

手順

  1. 米の準備
    • 米は炊く前に30分から1時間程度しっかりと水で洗い、水に浸しておくことで、美味しくふっくらと炊き上がります。
  2. 鯛の下処理
    • 真鯛は三枚におろし、さらに食べやすい大きさに切ります。骨があれば取り除くと食べやすくなります。
    • 切った鯛に醤油、酒、みりんを混ぜ合わせたものをかけ、10分ほどマリネしておきます。
  3. 炊飯の準備
    • 水に浸した米を炊飯器の内釜に移し、通常の水加減に合わせて水を加えます。
    • 生姜のみじん切りを加え、マリネした鯛も一緒に上にのせます。
  4. 炊飯
    • すべての材料を炊飯器に入れた後、普通に炊飯ボタンを押して炊きます。
    • 炊き上がったら、蒸らし時間を十分にとり、その後、鯛とご飯を軽く混ぜ合わせます。
  5. 盛り付けと仕上げ
    • 盛り付けたご飯に、三つ葉や刻み海苔を散らして華やかに仕上げます。

提供の際のポイント

  • 真鯛の新鮮さが鯛めしの味を左右しますので、できるだけ新鮮な鯛を選んでください。
  • 炊き上がりのご飯は鯛の脂とマリネの味がしっかりと染み込んでいるので、そのままでも十分美味しいですが、お好みで少し醤油を足すと味が引き締まります。

この鯛めしは、見た目も豪華で味も楽しめるため、特別な日の食卓やおもてなし料理としても最適です。ぜひ試してみてください。

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