多くの方が日頃から運転免許の更新時期を意識していないものです。更新を忘れてしまったらどうなるのでしょうか?
私も最近、運転免許を更新しましたが、その際、更新時期に関する誤解があることに気付きました。
そこで、運転免許の更新がいつからいつまで可能なのか、また更新期間を逃した場合の対応策についてお話します。免許は大切なものですから、期間内に更新を心がけましょう。
運転免許の更新期間は?
運転免許の更新は、誕生日の前後1ヶ月、合わせて2ヶ月の間に行うことができます。
この期間を覚えておくことで、忙しい方でもスムーズに更新手続きを進めることが可能です。
免許の種類によって更新までの期間は異なりますが、主に以下の通りです:
ゴールド免許:5年
ブルー免許:3年
グリーン免許(初回発行):取得後最初の3回目の誕生日の1ヶ月後まで
免許の更新には、以下の方法で次の更新時期を確認できます。
更新通知ハガキで確認
更新時期が近づくと、更新通知のハガキが送られてきます。このハガキには更新可能な期間が明記されており、これをもとに手続きを進めることができます。
免許証の有効期限を確認
更新通知が届く前に自分で確認したい場合は、免許証に記載されている有効期限をチェックします。「平成XX年XX月XX日まで有効」という形で記載されています。
ここでの有効期限は、誕生日の1ヶ月後の日付が基準です。つまり、免許更新の手続きは誕生日の前後2ヶ月の間に行うことができます。
例えば、免許証に「平成30年4月20日まで有効」と記載されている場合、誕生日は3月20日であり、更新期間は2月20日から4月20日までとなります。
更新手続きの時期は早められる?
通常、運転免許の更新は誕生日の前後2ヶ月の間に行いますが、特定の事情がある場合、この期間前に更新が可能です。
特別な事情には以下のようなものがあります:
海外への長期滞在
予定されている医療処置や出産による入院
これらの状況を証明するためには、関連する公式文書(パスポート、航空券、母子手帳、医師の診断書、出張や入学の証明書など)が必要です。
手続きの詳細は地域によって異なるため、最寄りの運転免許センターで情報を確認することが大切です。
この早期更新は次の誕生日からのカウントとなるため、通常より1年短くなる点に注意が必要です。
更新を忘れた場合の対策は?
更新通知が届かなかったり、見落としてしまったりして、更新期間を逃してしまった場合、無免許運転となる危険があります。この場合は迅速に手続きを行いましょう。
対応は、忘れた理由によって異なります:
●特別な事情がある場合
失効後6ヶ月以内:学科・技能試験が免除され、免許の履歴が維持されます。
失効後6ヶ月超〜3年以内(特別な事情が解消された後1ヶ月以内に限る):試験免除で履歴維持(事情が失効前に存在していた必要あり)。
失効後3年経過:特別措置なし。
●特別な事情がない場合
失効後6ヶ月以内:学科・技能試験免除。
失効後6ヶ月超〜1年以内:仮免許証の試験が免除され、仮免許が交付されます。
失効後1年経過:特別措置なし。
どちらのケースも、地元の運転免許センターで確認が必要です(特別な事情がある場合は、追加書類が必要になることがあります)。
免許更新の手続きの概要
運転免許の更新プロセス
運転免許の更新プロセスは以下のステップで進みます
受付で申請を行う
必要書類の記入と手数料の支払いをする
視力検査などの適性検査を受ける
写真撮影を行う
必要な講習を受ける
新しい免許証を受け取る
運転免許更新の一般的な手続き
運転免許の更新手続きは、予約をしている場合と異なる可能性がありますので、自宅に届く通知カードで確認が必要です。
手順1. 受付の実施
運転免許センターや警察署に設けられた指定された受付で手続きを開始します。
週末等は特に混雑することが予想されますので、時間に余裕を持って臨むことをお勧めします。また、施設内の駐車場が満車の場合も考えられます。
手順2. 書類の記入と手数料の支払い
提供された書類に必要事項を記入し、手数料を支払います。
記入が完了した書類は、指示された場所で提出します。
手順3. 適性検査の実施
書類提出後、視力検査を含む適性検査が行われます。
運転に際してメガネやコンタクトレンズを使用している場合は、それらを着用した状態で検査を受け、コンタクトレンズの場合はその旨を申告する必要があります。
手順4. 写真撮影
適性検査完了後、免許証用の写真を撮影します。
証明写真を事前に準備している場合は持参可能ですが、施設によっては撮影サービスが提供されていることもあります。撮影規定は施設によって異なるため、通知カードの情報を参考にしてください。
手順5. 講習の受講
受講する講習の種類によって、講習室が異なります。
講習室の入口には、受講する講習の種類が表示されていますので、それに従って待機します。講習内容や所要時間は講習の種類によって異なります。
手順6. 免許証の交付
講習終了後、新しい免許証が交付されます。
警察署で講習を受ける場合、免許証の交付は後日になることがあります。その場合は、講習のみを受け、後日改めて免許証を受け取りに行く必要があります。
更新に必要なもの
更新手続きには以下のものが必要です。
現有の運転免許証
通知カード(なくても更新可能)
運転に必要なメガネやコンタクト、補聴器など
写真(事前に撮影したものを使用する場合)
住所変更がある場合は、本人確認書類
更新費用
更新費用は、免許証の種類や写真の使用有無によって異なります。詳細は通知カードを参照してください。
まとめ
運転免許の更新期間や手続きの流れ、見落とした際の対応策についてご説明しました。更新は誕生日を中心とした2ヶ月間で、忘れた場合の対処法もあります。更新手続きは比較的シンプルですが、準備と計画をしっかりと行うことが大切です。もしも、運転免許をしっかり更新していないと、車を運転できなくなってしいますし、もし失効してしまいましたらまた、運転免許を取り直さなければいけなくなります。そうなったら、もう最悪ですよね。そうならないためにも、時々免許に書いてある有効期限をチェックしておくといいですね!