コストコは会員専用の店舗です。そのため、入店するには会員カードの提示が必須です。
もし会員カードを家に忘れてしまった場合でも、1日だけ使える代替の会員証を発行してもらえば、問題なく買い物が可能です。
この記事では、コストコで会員カードを忘れた際にどのように対処すればいいかをご紹介します。
コストコ入店時に会員カードを忘れた際の対応策
会員カードを忘れてしまった場合、まずは店舗の入り口でそのことを伝え、店内へ。
その後、すぐ近くのメンバーシップサービスカウンターに向かいます。
ここで、会員カードを忘れたことを伝えれば、1日限り有効な代替会員証を無料で発行してもらえます。
この代替会員証があれば、通常の会員カードがなくても、買い物ができるようになります。
ただし、代替会員証を発行してもらうには、何らかの公的な身分証明書が必要です。
利用可能な身分証明書は以下の通りです。
運転免許証
健康保険証
パスポート
最近の住民票
障害者手帳
多くの方が車で来店されるため、運転免許証を持っているケースが多いでしょう。
必要な身分証明書を提出し、氏名や電話番号を伝えることで、1日限りの代替会員証を発行してもらえます。
買い物後、支払い時にこの代替会員証をレジに提示すると、代替会員証は店側で回収されます。
身分証がなく代替会員証の発行が難しい場合の解決策
もし身分証明書を持っていない場合、代替会員証を発行してもらうことはできません。
このような時は、一緒に来店した成人に新規にコストコ会員になってもらうのが一つの解決策です。
同伴者が新規会員として年会費4,840円を支払い、その日の買い物を終えた後に会員資格を解除すれば、支払った年会費は全額返ってきます。
ただし、この方法はコストコの年会費返金保証制度に基づくもので、解約後1年間は再加入ができないルールのため、注意が必要です。
コストコ個人会員カードのメリットとデメリット
個人会員4,840円(税込)年会費
コストコの個人会員カードにはいくつかのメリットとデメリットがあります。それぞれを詳しく見ていきましょう。
メリット
大容量商品の割引価格: コストコは大容量商品を中心に取り扱っており、単位あたりの価格が他の小売店に比べて安い場合が多いです。家庭用品や食品など、日常的に使用する商品をまとめて安価で購入できます。
高品質の商品: コストコは商品の品質にも定評があり、特に自社ブランド「カークランド」は高品質であると評価されています。品質の高い商品を手頃な価格で提供することができます。
独特な商品の提供: 国内外からセレクトされた珍しい商品や、コストコ限定商品もあり、他では手に入らない商品を見つけることができる楽しみがあります。
無料の返品ポリシー: コストコは顧客満足を非常に重視しており、ほとんどの商品について購入後に満足できなければ返品を受け付けています。
追加サービス: 個人会員は、ガソリンステーションや光熱費の割引、旅行や保険などの特別サービスを利用できる場合があります。
デメリット
年会費: コストコの個人会員には年会費がかかります。この年会費が、コストコを十分に利用しない場合のコストになり得ます。
大容量商品: 小さな家庭や単身世帯では、大容量商品を消費する前に賞味期限が切れてしまうことがあります。また、保管スペースも必要になります。
混雑: 週末や祝日などは非常に混雑し、駐車場の確保やレジでの待ち時間が長くなることがあります。
商品の変更: コストコでは商品の入れ替えが頻繁に行われるため、お気に入りの商品が突然見つからなくなることがあります。
限定された支払い方法: 支払い方法が限られている場合があり、すべての支払い方法が受け入れられるわけではありません。
これらのメリットとデメリットを考慮して、自分のライフスタイルや消費パターンに合っているかを検討することが重要です。特に、年会費を支払ってでも十分な価値があるかどうかを考えることが大切です。
コストコ法人会員カードのメリットとデメリット
法人会員4,235円(税込)年会費
コストコの法人会員カードも、個人会員カードと同様に、特有のメリットとデメリットがあります。これらは、ビジネスのニーズに応じた特徴を持っています。
メリット
コスト削減: 大量購入による割引は、特に日用品やオフィス用品を大量に消費するビジネスにとって大きなコスト削減につながります。
追加カード: 法人会員は追加の会員カードを従業員に発行することができ、ビジネスの購買担当者が容易に購入を行うことができます。
商品の多様性: コストコでは、オフィス用品からビジネス用の食品、そして企業が必要とする大型機器まで幅広い商品を取り揃えています。
特別サービスの利用: 法人会員は、ガソリンステーションの利用や保険、旅行サービスなど、ビジネス利用に適した特別サービスを享受できることがあります。
ビジネスイベントへの参加: コストコは時に、ビジネス向けの特別イベントやセールを開催することがあります。
デメリット
年会費: 法人会員カードには個人会員カードよりも高い年会費が設定されていることがあります。この費用がビジネスにとってのデメリットになることがあります。
大容量商品の制約: 小規模ビジネスやスタートアップでは、大容量で提供される商品をすべて消費することが難しい場合があります。
混雑と在庫の変動: 個人会員と同様に、店舗が混雑する時間帯の購入は時間がかかりますし、在庫が頻繁に変動するため、常に必要な商品が手に入るとは限りません。
限定された支払い方法: コストコでは受け入れ可能な支払い方法に制限があるため、ビジネスの支払い方針と合わない場合があります。
返品ポリシーの制限: 一部の商品は返品が制限されているか、返品が難しい場合があります。これはビジネスでの大量購入時に特に注意が必要です。
法人会員カードを最大限に活用するには、ビジネスのニーズとコストコでの購入パターンをよく理解し、メリットがデメリットを上回るかどうかを慎重に検討することが重要です。特に、年会費に対するリターンを定期的に評価することが推奨されます。
コストコで買い物する際、年会費無しで入店する方法
コストコでのショッピングを一度試してみたいけれども、すぐに年会費を支払いたくない方に、以下のいくつかの方法をお試しいただくことをお勧めします。
会員の同伴での入店
コロナウイルス感染症の影響で一時的に同伴者数に制限が設けられていたコストコですが、2022年10月以降、この制限がなくなりました。現在では、1人の会員が最大2人の18歳以上の非会員を連れての入店が許可されており、18歳以下の子供は制限なく同伴可能です。
会員の家族用カードを利用
もし会員である家族がいれば、年会費を支払うことなくコストコを利用できる家族用カードを発行してもらうことができます。このカードは会員1人につき1枚、18歳以上で会員と同じ住所に住む家族に無料で提供され、正会員と同様のサービスを享受できます。身分証明書の提出が必要になりますが、前述の同伴者ルールもこちらに適用されます。
ふるさと納税を利用したコストコ年会費クーポン獲得
ふるさと納税の返礼品としてコストコの年会費クーポンを受け取ることができます。この方法を利用すれば、コストコの年会費を節約すると共に、翌年の税金も減らすことができます。受け取ったクーポンは、新規入会や会費の更新時に使用可能です。
まとめ
コストコでは、会員カードを忘れた場合でも、1日限りの代替会員証を発行してもらえば入店と買い物が可能です。
ただし、この代替会員証を発行するためには身分証明書が必要になります。
身分証明書がない場合には、同伴者が新規会員として登録し、その日限りで解約することで解決できますが、年会費の返金にはコストコの特定の規約が適用されます。
来店前には必ず身分証明書を持参するようにしましょう。